9月中旬、一週間という短い間隔で二つの全国大会が開催されました。
一つは全日本実業団、もう一つは日本マスターズです。
今年は全日本実業団が日本武道館で開催されるということもあって、二週連続ではありますが仕事のスケジュールを調整して参加を決意。
九段下駅を降りてすぐに見えてきました。
元江戸城があった敷地内の一部にある日本武道館、お堀のある石垣の上に鎮座する独特の迫力に感動。
中に入ると天井には巨大な国旗が下げられていますし、なんていうか他の武道館にはないような独特のオーラを感じます。
初めて日本武道館に来て、そしてここで試合できるなんて…感無量。
アップ開始。
よし、体が動くし今日は調子がいい!と感じました。あとはやるだけ。演武順は1番です。
序盤のこの瞬間にまさかの大失敗!!
自分の中では一番打ってきているであろう形、バッサイダイ。練習でどんなに打ってもまず失敗することはないので「嘘でしょ!!?」と衝撃…
「ワンミスが命取りのこの競技でやっちまった」という思いが駆け巡る中、さらに二度のグラつきを起こし完全に崩壊💥
当然ここで敗退。穴があったら入りたい…どれほどそう思ったかしれませんが入れる穴もなく退場![]()
応援に来てくれてた長男と母からは「どうしたの😅?」という反応。😰?←ではなく、もはや苦笑い状態。
最初の失敗だけでなくそこからの動きはもう「おじいちゃん?💦」ってくらい鈍かったらしく、それなのに失敗が続くわで見てる方も
状態だったようで。。
もちろん試合直後は自分でもどうしてだかわからなく、混乱中🌀
長男は受験生のためすぐに帰らせてあげたい&私は午後からは仕事のため早々に引き上げます。
武道館出て試しに一発打ってみると普通に打てる、全然今のがいいよと。
憧れの日本武道館にようやく辿り着いてトップバッターの演武に浮き足だってしまったのか、会場の圧に潰されてしまったのか、逆に緊張感が足りなかったのか、、、今になって思い返すと心の研ぎ澄まし方が足りなかったと思います。
せっかく来てくれたのにごめん🙏いい形を見せれなかった…
日本武道館の隣には靖国神社が。
私の曾お祖父さんの弟さんは特攻隊でした。
日本に生まれ、この年齢まで戦争を経験することなく平和に生きてこれたのは・・・🙏
そして、師・館長先生に結果をご報告。
「練習不足」という強烈な一言。
最初は「え!?💦空手バカとして家族から顰蹙買うほど練習してるのに練習不足なんですか![]()
」と思いましたが、その後に続く館長先生の言葉を聞いて納得。。そうか、、そういうことだったのかと。
その後に続く言葉は館長先生から私にくださったものなので内容は伏せますが反省。そういうことを実際にやってきて頂点を掴まれた館長先生の言葉だからこそ素直にビシビシと伝わってきました。
よし!!!!!
と思っても次の大会は翌週。もう時間がありません
とりあえずやれるだけのこと、そして何より今回のかつてない失敗で刻まれた負の記憶と恐怖心をどうにかしなければ。。
気持ちを切り替えるために、何より心の状態を研ぎ澄まさなくてはと思い、自分なりのやり方で一週間を過ごしました。
試合当日の朝。
ホテルの窓から松山市を眺めていると、二男が「遠くにお城が見える」と。
拡大すると松山城が🏯
素晴らしいホテルでした。
さぁ!埼玉選手のジャージを身に纏って愛媛県武道館へ!!
なんて立派な・・・💦
覚悟を胸の奥に落とし込んでいきます。
中に入ってアップ開始。
去年の関マスで自分的に全身全霊の形を打ったものの点が出ず、1ラウンド敗退してしまった経験から、一年かけて自分の形を「走らず、しっかり止めて、間をとり、丁寧に打つ」ことを心がけて練習してきました。
途中あったいくつかの大きな、またはハイレベルな大会でもこのマスターズ風の打ち方にそれなりの手応えを感じる結果をいただいてきました。
しかし果たして本当にこれでいいのか?以前の打ち方の方がよかったんじゃないか?という不安が二つの全国大会前になって徐々に大きくなっていました。
それに数年前はある意味怖いもの知らずで思い切りやってるだけでしたが、空手がわかってくると、自分が戦うステージにいる先生方の凄さがわかってくるようになるので「果たして自分の形が通用するのか」的な臆する気持ちも出てきます。
だけどどうであれ、今出せるものが今の自分の到達点、それしかできないと腹を括ります。今日はあれから一年かけてやってきた練習の成果をこの舞台で出すという決意。
それを出すためにどれだけ心を整えてきても、人間である以上襲ってくる緊張、不安、失敗の記憶。最後はそれらを振り払うように自分に喝入れてコートへ
1ラウンド(第一指定形)
バッサイダイ
12人中4位でギリ1ラウンド通過。
1ラウンドで全体の2/3が敗退するためこの時点でベスト16には残れました。
思った以上に点は伸びませんでしたが、とりあえず失敗することなく、走らず、止めて、間をとって、丁寧に、そして失敗することなく打ち切ることができました!
初戦を超えると体を縛ってた鎖が切れて俄然気持ちが楽になります。
後はもう落ち着きつつ練習通りの形を思い切りやるだけ!
2ラウンド(第二指定形)
ニーパイポ
一年かけて練習してきた打ち方はできたはず!何点出るかな?と思っていたら…![]()
![]()
そっか、ダメだったかぁ、、ここで敗退決定。
ほんとに難しいですね、大会によって全然評価が変わってしまう。何が良くて何がダメなのかが自分の中でハッキリとしない。わからない。
だけどどんな大会でも必ず上の方にいる安定した先生方がいらっしゃることも事実。そしてその先生方にはその先生なりの形の色や味というものが明確にあって、色で例えるなら◯◯先生は青色、△△先生は赤色というように、何十年もかけて培ってきたその先生の形というものがあります。
私にはまだそれがない、ああしてみよう、こうしてみよう、、試行錯誤の段階。
だけどそもそもそんなこと考えてる段階ではありません。全国の上にいる先生方とは形を打ってる絶対数が遅くから始めた私では比較にならない…真剣にがむしゃらにもっともっと数をこなさなくてはお話にもならない。そう、戦ってるステージを考えたら館長先生から言われたように「練習不足」なんです。とにかく一回でも多く真剣に形を打つ
アリーナから出るとそこには長男が迎えに来てくれてました。一空手家として長男なりの感想や考えを聞かせてもらいました。(目が肥えている妻もほとんど同じ意見)
息子の望んだ打ち方とは違ったと思いますが、一週間前とは違い、練習してきたことを出す姿を見せることはできたと思います。息子と共に春の県大会でつかんだ埼玉代表としての親子の戦い、これにて一区切り🥋🥋
そして私はここから気持ちを新たに切り替えてまた歩き出します。息子は受験という戦いに。
そして親族の応援として忘れてはならないのは母。母は猫に囲まれて暮らしてるのでさすがに愛媛までは来れませんでしたが、どれほど応援してくれていたことか。願っていてくれていたことか。本当にありがとう!!
今回の日マスにおいても埼玉県連の先生方にたくさん支えていただきました。本当に光栄なことで、もっと勝つことで恩を返したかった…力及ばず負けた私に言葉かけてくださったりと、温かい対応に返せるものがあるとしたらそれはもっと成長すること。選手として返せるものがあるとするならそれは成長して勝つこと。それが唯一のことと捉えて精進します!
また、応援してくださった個人的に付き合いのある皆様にも本当に感謝しています。
試合前や後にもたくさんのメッセージ、ありがとうございましたm(_ _)m今回練習してきた打ち方を本番で実践できたのも皆様とのやりとりもあってこそです。皆様の応援を力に変えてまた頑張ります!!
会場でお話させていただいたり、共に鼓舞し合ったり、ご助言をくださったり、笑わせてくださったり、わざわざ話しかけてくださった先生方にも感謝です。特に全日本実業団王者の河本先生には試合後すごく丁寧に私の改善点を解説してくださり感謝しています。
先生方とは競技上は勝ち負けを競う関係ではありますが、大きな視点で見れば共に空手を愛し頑張る尊い仲間、そして私からすればこの道の先輩でもあると思っています。空手を続けていくとそんな出会いがあって人生がより豊かになっていく、そんな気がします。
今後とも宜しくお願いいたしますm(_ _)m
今回の経験、絶対無駄にはしない‼️
2025年度全国大会 〜完〜






































































つまり現在2025年だから318年前に再建!