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今日は高校時代の恩師、K網先生の個展を見に銀座へ行ってきました。

場所は私が17年前に働いていたMATSUYA GINZAの裏の昭和通りを渡ったところ。

昔、何度か覗いたギャラリーでした。(苦笑)



高校を卒業した後、20歳頃に金沢のK網先生の家で泊めてもらいました。

一緒に銭湯へ行った記憶はありますが、確かな記憶がありません。(苦笑)

それ以来なので、確実に30年は経っています。

なんか思っていたよりおじいちゃん化してなくて、即タイムスリップしちゃいました。

その後、同級生2人が合流して昔話に花が咲きました。

K網先生の作品は『陶胎漆器』という陶の素地に漆を塗った作品です。

高校時代、男子だけデザイン材料という授業で『漆塗り』の授業がありました。

さすがに高校で漆塗りを経験することってないんじゃないでしょうか?

豆腐を混ぜると漆の硬化が早まるとか、漆のかぶれにはサワガニが効くとか、

普通の高校じゃ教えてもらえないことを教えてもらいました。

当時はK網先生の先輩でもある元金沢美大学長のK世先生もいたので、

美大レベルの授業を高校で受けられたのはとても良かったと思っています。



今回、先生の『陶胎漆器』の作品を見て、触って、ビックリしたのは『軽さ』です。

メチャクチャ軽くて、とにかくビックリ!!!

ロクロはK世先生に教えて貰ったと言っていましたが、すごく薄いのです。

陶器の作品としては熱が伝わり易くなるので厚みが欲しいところですが、

焼締にした器の上に衣を着せて漆を塗ると、熱も伝わりにくくなるそうです。

素地に漆が染み込むことにより強度も上がり、落としても割れにくいそうです。

何より、ビックリしたのは漆を塗った陶器の口当たりの良さ。

漆を塗った木の器とも違って、温かみのある口当たりでした。

1点欲しかったのですが、ちょっとお値段が高かったので陶器のぐい呑を買いました。

陶器の良さと、漆の良さを組み合わせた『陶胎漆器』はとても良かったです。



K網先生の作品を見て唖然としたのですが・・・、

私の作品とモチーフがメチャクチャかぶっているのです!!!

ドジョウは勿論のこと、フグ、タコ、カワハギ、ヨシノボリ、ハゼ、サワガニ、ガザミ、

ただいま制作中のアメンボ、更には昔タジン鍋に描いたラクダまでかぶっていました。

先生、僕のモチーフをパクるのやめてもらえませんか?

う~ん、K網先生と似た者同士だったなんて、今になってやっと気が付きました。

(笑)



写真の湯呑みは、今年70歳になる先生に古希のお祝いにプレゼント。

フグを描く時にいつも思い浮かんでいたのが、

私が高校時代に描いたK網先生の似顔絵だったのです。(笑)

いつか渡したいと思っていたので、やっと渡せて良かったです。

私の作品の写真を見せたら「お前、面白い作品作るなぁ~」って言ってくれました。


「めし碗の外にドジョウ、中にどんぐりを描いて『どんぐりコロコロ』でも賞をもらった」
「このフグをめし碗にいっぱい描いて『満福めし碗』ってタイトルで賞を貰った」


って話をしたら、「タイトルの付け方がお前らしいなぁ~(笑)」って言われました。

う~ん、個性のない大人しい高校生だと思っていたんですけどね。



今回、K網先生の個展で一番勉強になったのは器の口のつくりです。

K世先生に習ったと言っていましたが、私がイメージしていた口なので身に付けたいです。

「ちゃんと音を聞きながら削ってるか」って言われましたが、なるべく薄く削りたいです。

先生ほど薄くする気はありませんが、薄くできる技術は欲しいです。

あと、「釉溜まりが出来て作品が締まる」と言っていたK世先生譲りの竹高台。

これは私なりにアレンジして作品に活かしたいです。

今日、先生から買ったぐい呑を参考にして、作品のクオリティアップを図りたいと思います。

K網さんに「お前が伝統工芸やるなんてなぁ~」って言われましたが、

それは私も同感です。

でも、やるからには高いレベルを目指して頑張りたいと思います!!!

金沢でも作品を展示してもらえるよう、全国レベルの公募展に入選したいです!!!