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今日はT葉会の研究会に参加してきました。

午前11時に加曽利貝塚へ集合して、加曽利貝塚博物館を見学してから、

K谷先生のお宅を訪問して、昼食を食べて、

午後2時から、H屋晴三先生をお迎えしての講評会に参加しました。

H屋先生は辛口の批評で有名な方なので、メチャクチャ緊張しました。



まずは、H屋先生の生い立ちから始まり、茶陶のお話へ。

京都のお茶屋に生まれ、11歳から茶道に目覚め、

19歳の時に東京国立博物館に入って、陶器(茶碗)の勉強を始めたそうです。

陶芸の歴史は中国陶磁を見れば分かる。

中国陶磁は皇帝の為に、徹底したシビアさで作品を作っている。

その最高峰といえる作品が、台湾の故宮博物館にある『青磁無文水仙盆』である。

釉掛け、釉肌、どこから見ても欠点のないフォルム。

これは「陶芸をやる者は必ず見た方がいい作品」だと言われました。

う~ん、私が台湾旅行で見損ねた作品です・・・。(泣)


・中国陶磁と李朝と日本の陶芸の違い
・中国陶磁は皇帝の為に作られたから徹底的に技術を突き詰めた作品が多い
・日本の陶磁は中国のフォルムを真似て、民の為に広がったから作りが甘い
・長次郎の『無一物は茶碗の造形の終着点であり、原点である
・光悦(時雨/雨雲)と半泥子の茶碗はアマチュアの方向から極めた作品
・魂を込めた作品を作りなさい
・心の所山
・無作為の造形性、無作為の存在感のある作品
・量産することがいいことじゃない(だから妥協が出る)
・美術品は1点1点魂を込めて作りなさい
・永遠の中の自分を見つける



これらの話をされたあと、あいうえお順で講評が始まりました。

最初のaikawaさんはカタチもデザインも高評価。

「なぜ内側に文様を入れないの?作品が入れて欲しいと言ったら入れてあげて」

と言われていました。

そして、2番目がゴンタくん・・・。


「ロクロがダメだね。もっとしっかり練習して!」
「カタチがぽってりしてる。魂を込めてしっかり作る」
「これ、もっと薄くなるよね?」
「日本伝◯工芸展はダメだったでしょ?
「(裏を返して)このカタチなら高台はなくていい」
「(ジッとドジョウを見て)ドジョウはいい。配置もいい」
「ドットはあってもいいけど少しうるさい。ドジョウに聞いて入れた方がいい」
「強いて言えば、ドジョウがぽってりしてるからもっとシャープに!」
「絵は描かなくていいから、明日からロクロだけしっかりやりなさい!!!」


も~、私の場合はロクロの技術が足りないのが分かり切っているので、

H屋先生に言われる度に「はい」「はい」「はい」って答えてました。

キツイことを言っても仕方ないので「絵はいい」って言ってくれたのだと思います。

(苦笑)

他の方たちは「文様を安易に入れすぎ」「文様の入れ方を全然考えてない」って

散々言われまくっていた事を考えると、まだちゃんと考えてたって事でしょうか?

今後、私がすべき事。

『自分に厳しく、フォルムと口元にこだわり、ロクロをゆっくり回し、魂を込めて作る』

そうして作り上げたカタチに、しっかり考え、活きたドジョウを描く!!!

無作為の存在感のある作品を、私も作れるように頑張ります!!!




他の方たちがH屋先生に言われていた事をひたすら書き綴ります。


・文様の間の取り方を考えて
・自分に厳しく、挑む心で取り組む
・カタチに合わせたデザイン(カタチに聞く)
・カタチの追求は徹底的に
・径に対する高さのバランス(高くすればいいってもんじゃない)
・口の形状にはこだわる(もう少し開くだけで印象が違う)
・壷の口をあと1~2ミリ伸ばすだけで印象が違う
・カタチの緊張感を意識して作る
・無作為を意識しすぎて力を入れないのは『ボンクラ』という
・マスキングテープを使ってもちゃんと意識して考えていればいい
・文様がまとまりすぎるのはダメ、動きを意識する
・作品に合ったバランス(口を広げすぎたりするのはNG、微妙なバランスを見切る)
・文様を枠の中に当て嵌めようとしない
・カタチに聞いて文様を入れる
・個性を出そうとして筆使いが荒くなっている(もっと自然体に)
・う~ん、悪くはないんだけど・・・、蓋の取っ手が違うかな?(水指)
・土味がダメ。もっといい土があるでしょ?


作品を見ていないと分からないと思いますが、私の覚書なので・・・。



こうして書いていると、たいして厳しくないと思われるでしょうが、

中には「これ、何? ◯◯のつもり? 全部ダメ!!!」って言われた方もいます。

H屋先生は、作品の良し悪しではなく、作品に対する気持ちを見抜く方だと思いました。

言われる事が本当に的確で、作品の『見方を勉強させてもらいました。

来年も、日本◯統工芸展の後に作品を見てもらえるそうです。

来年の10月には、重要文化財である長次郎の『無一物』を触らせていただけるそうです。

なんだかドキドキしますが、すごく楽しみです!!!

作品を見ることは、「単なる知識の蓄積」と言われました。

何度も、何度も、作品を見て、感じることが大切だと言われました。

いいものを触って、『無作為の造形性』を感じられるように、感性を磨いておきます。

来年、H屋先生にお会いする時には、

今回より、はるかにスキルアップした作品を見てもらえるように頑張ります!!!