今回の名古屋帰省は、7月18日(土)~20日(月・祝)まで。
18日(土)は、京都・山科の昔住んでいた場所をグルグル歩き回り、
19日(日)は高校時代のクラス会。
そして、20日(月・祝)は家に帰る前に、有松へ行ってきました。
有松は私の実家の隣駅なのですが、中学時代に剣道部の後輩を
有松の道場の先生に紹介した時以来、行った記憶がございません。
『有松絞り』や『鳴海絞り』といった絞りが有名だったのですが、
グラフィックデザイナーを目指していた私にとって、
伝統工芸と称される絞りなんて、まったく興味ありませんでした。
でも、京都に行って布団の柄を描いている時には
疋田(ひった)絞り(鹿の子絞りとも言う)の図案をよく描かされていました。
※写真の柄は疋田絞りではありません
写真の絞りは、模様の中心を摘み、その先を糸で縛った状態で藍染したものです。
白く波紋のように残っている白い線が、縛った糸の跡です。
縛った部分の染まり具合によって、藍色の濃淡が出てきます。
この文様を布団の図案として描く場合は、地に紺色を塗ったあと、
まずは、紺色にスミを混ぜた濃淡を2色作って、紺色部分のシワを描きます。
そのあと、紺の濃淡で経糸と緯糸を描いて生地の質感を出します。
この線はキッチリ描いてしまうと表情が固くなってしまうので、
柔らかく、緊張感のある線をひけるようにならないといけません。
う~ん、柔らかい線はちょっと苦手でした。
そのあと、絞って白く抜けた部分を描くために、紺色に白を混ぜた濃淡を作ります。
それで絞りの文様を調整したあと、ホワイトで完全に抜けた部分を描きます。
写真の柄だと、4~6色くらいの濃淡を使って描いていました。
当時は、1枚の図案を描くのに3~5日掛かっていたと思います。
B3くらいの紙を斜めにカットして、ちゃんと連続文様になるように描きます。
一日中、正座をして描いていたので、私には苦痛以外の何者でもなかったですね。
(苦笑)
昔は興味のなかった『有松絞り』ですが、私も今は『染付』をやっています。
『布』と『陶』ではありますが、何かのヒントになればと思います。(笑)
