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今日はK谷先生の教室の陶芸教室展を見学に行きました。

来年はK谷先生が審査員をしている東日本◯統工芸展に出展したいと思っているので、

K谷先生に批評をしてもらうべく、作品を持って教室展へ行きました。

普通は他の教室の先生に作品を見せに行くなんてあり得ないのですが、

S野先生にも「◯統工芸展に出すならK谷先生に・・・」と言われているので、

図々しくも見せて参りました。(苦笑)



K谷先生に挨拶したあと、青磁のカレイ皿(写真の品)を見ていただきました。

まず最初に言われたのは

「貫入が気になる。魚を見せるなら貫入の入らない釉薬を使うべき」。

その解決方法として

「福島長石をかまど長石に変えれば貫入は入らなくなるよ」と言われました。

今の青磁釉を活かすつもりなら「魚はいらない。波紋だけでいい」と言われました。

私が波紋を入れるのは作品全体か部分的かを尋ねると、「全体」と言われました。

「それじゃ、その方向で東日本伝◯工芸展用の作品を創ります」と言ったあと、

「最近はこんな作品を創ってます」と、『どんぐりコロコロ※』の写真を見せました。

(※めし碗グランプリで賞をいただいた作品)

すると、

「こんなに上手く絵が描けるなら、こっちで行った方がいいよ。
 これ(青磁のカレイ皿)より、断然こっちの方がいいよ!!!」

なんて言われました。

伝統◯芸展で私のような『ちょっと可愛い系』の絵でもいいのか聞くと、

「この絵なら大丈夫。最近は絵を描ける人がいないから幾何学文様ばかりでしょ?
 これだけ絵が描けるならそれを活かした方がいい。それだけで武器になるよ」

そのあと、東日本伝統工◯展に出すなら

「焼き上がりで40センチくらいの鉢をひいて、内側と外側にドジョウを描くといい。
 釉薬はこの感じ(『どんぐりコロコロ』のプリントを指差して)でいいと思う。
 そんな作品ができれば、いいところまでいけるんじゃないかな?」

って言われました。

まぁ、「いいところ」ってのは入選できるかどうかってところでしょうが、

K谷先生から「染め付けの方がいい」って言われるとは思いもよりませんでした。

早速、来週の土曜日からK谷先生に言われた方向で作品制作を始めます。

そのあと「最近は魚ばかり描いてます」と言って、そば猪口アートの図録を取り出すと、

「これ長野でしょ?安曇野に行った時にポスターを見たんだけど時間がなくて見られなかった」

って言っていました。どうせなら見てくれれば良かったのになぁ~♪(苦笑)

そば猪口アートの図録を見せたら、

「こっち(そば猪口)は呉須で、こっち(めし碗)は鉄(黒呉須)でしょ?
 これもどちらかに絞った方がいい。同じ絵付けでも別の作家が創った感じがするから。
 そろそろゴンタさんも自分の方向性を決めて進んだ方がいい。
 どの方向性で行くのか悩んだなら、自分の好きなことを選べばいい」

って言ってくれました。



基本的にK谷先生とS野先生の評価は同じ感性です。

S野先生にも『どんぐりコロコロ』は「いい!」って評価されました。

二人とも「好きなことをやればいい」って事には変わりありませんが、

S野先生には「自分のやりたい事をやればいい」と言われるだけです。

K谷先生はしっかり方向性を示してくれます。

この違いは、陶芸をする立場(環境?)の違いかな?と思います。

S野先生は陶芸教室以外に生涯大学でいろいろな生徒に教えています。

いつも「プロとして陶芸をやるのは大変だよ」って言います。

趣味として陶芸をやるのであれば、自分の好きな事だけやればいいのです。

大変なことや辛いことは、無理にやらなくてもいいのです。

K谷先生は工芸界において、指導者として作家の方向性を示唆する立場にあります。

工芸界の中で生きる術を伝える場合は、作品に対して具体的な指示になるのだと思います。

その分、厳しさや辛さは存在するのです。

同じ感性であっても、この差で最終的な言葉が違ってくるのだと思います。



今回、K谷先生に作品を見ていただいたのはとても良かったと思います。

今まで悶々としていた自分の作風を後押ししていただいたのは嬉しかったです。

どんな結果になるかは分かりませんが、まずはチャレンジしてみます。