
6月の還元焼成。
まずは青磁福彫文麦酒杯と、青磁福彫文蕎麦猪口と、青磁福彫文茶碗です。
このシリーズはだいぶ手慣れてきていたのですが、
今回はちょっと厚めに釉を掛けてしまいました。
最初に見た時は、彫りが釉で潰れていて、失敗した気がしましたが、
今は、これくらいの方がフグが海の中を泳いでいる感じがしていいかな?
なんて思えてきています。
ただ、釉の厚みが結構あるので、麦酒杯と茶碗はちょっと重いです。
両方とも、素焼きの段階ではすごく軽かったんですけどね。
(苦笑)
でも、釉が薄過ぎても作品の重厚感がなくなってしまうので
釉の掛け方も結構難しいです。

続いて、青釉天使魚彫文麦酒杯です。
こちらは釉が薄過ぎたパターンでしょうか。
彫りは出ているのですが、もう少し釉溜まりがあっても良かったです。
ただ、この釉は土灰透明釉をベースにしているので、
これ以上厚く施釉していたら、流れて棚板にくっ付いていたと思います。
彫りはいいけど、施釉がちょっと・・・、って感じでしょうか。
う~ん、そろそろ彫文を活かすオリジナルの釉薬を作りたいです。
オリジナルと言っても、青磁釉の釉溜まりがもう少し濃く出るとか、
もう少し薄めの、上品で釉溜まりがキレイな青釉とかって感じですが。
*
この彫文シリーズは一昨年辺りからチャレンジしていますが、
未だに公募展での成果が上げられていません。
これから、どんどんチャレンジして行こうと思っていますが、
まだまだ試行錯誤する必要があるようです。
同じ技法を続けるのは苦手で、飽きっぽい私ですが、
この彫文はまだまだ飽きないようなので、まだまだ続けようと思っています。
技法としては単純で、誰でもやっている事なのですが、
彫りでオリジナリティを出せるからいいかな?って思っています。
あと、釉薬でもオリジナリティをだそうとすれば、飽きる暇がないかも?
(笑)
基本的に、私は『釉の中に棲む水生動物』を表現したいのです。
釉を水に例えて表現するなら、彫りはもっと荒々しくてもいいかも?
水生動物の動きを感じる彫りや、デッサン力が欲しいです。
まだまだ、自分のイメージを表現できるだけの技術がないのですが、
彫りも、デッサンも、釉薬も、もっと、もっと、レベルアップして、
いつかは、生き生きとした『釉の中に棲む水生動物』をいっぱい表現したいです。