
酸化焼成1240℃の作品です。
上の画像はすべて『織部+透明釉』ですが、ベンガラが薄過ぎました。
ベンガラが薄い時点で、私的にはNGです。
酸化焼成1230℃(2013.11.13)では、透明釉を掛けた上に織部を掛けました。
今回は透明釉と織部を掛け分けしたのですが・・・。
10℃の差はほとんど感じられませんでした。
織部と透明釉の組み合わせは、デザイン次第で面白くなると思いますが、
まだ、そこまで興味が持てません。
下の画像の左側2点は『しらはぎ釉』です。
ベンガラの出方は嫌いではないのですが、土味がないというか・・・。
1230℃の『乳白釉』と同じで、妙にフラットというか、味気ないというか、
なんだか、あまり魅力を感じないのです。
下の画像の右側は『ワラ灰釉』です。
これは施釉の際に「厚く掛け過ぎた!」と思ったのですが、
もっと厚く掛けてもいいくらいでした。
手前にちょっと釉が垂れていますが、これは削らなくて正解でした。
もう少し厚く釉掛けすれば、変化も出て面白いと思うのですが・・・。
やっぱ、還元焼成の方が変化が出て、もっと面白くなる気がします。
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酸化焼成は、焼きも安定していていいのかもしれませんが、
私は還元焼成の方が好きです。
教室の『白マット釉』は、還元の方がキラキラしててキレイです。
赤土を還元焼成した時のグレーも好きです。
釉薬がベンガラに喰われている状態も好きです。
とにかく、焼いたあとの土味は還元焼成の方が断然いいのです。
今は、還元焼成の呉須の発色が気に入っています。
酸化焼成が好きな方を、不愉快な気持ちにさせると思いますが、
単純に私の好き嫌いだけの話だけですので、ご容赦ください。
私にとっての酸化焼成のいいところは、下絵の具の発色が良いことです。
これは、ただ今テスト中ですので、いい結果が出るのを祈っています。
あと、釉薬で好きなのは『油滴天目』や『マンガンラスター』のような
光沢のある黒系の釉薬でしょうか?
これらは、釉薬の質感に合ったフォルムを作ることが大切だと思っています。
私が酸化焼成で考えているのは『釉調を活かすフォルムとデザイン』です。
変化の少ない電気窯による酸化焼成を活かすのはデザインだと思います。
『織部+透明釉』という、見慣れた色の組み合わせも
フォルムやデザインが変わるだけで、世界観さえ変わるんじゃないかと思います。
酸化焼成に関しては、いつもそんな風に考えながら作陶しています。
いつか、自分で電気窯を持つ日の為に、
自分が満足できる酸化焼成の技法と釉薬を探したいです。