
ブログに『ステンシル』ってよく書き込んでいますが・・・、
ステンシル【stencil】を調べてみたら、
謄写版用の原紙。また、捺染(なっせん)印刷で用いる型紙。ステンシルペーパー。
って書いてありました。
クリスマスの時期にウインドーデコレーションで使う
スノースプレー用の文字や図案が切り抜かれた型紙がありますよね。
アレだと思ってもらえれば判り易いと思います。
ただ、化粧土(粘土)を使うので、シートには薄いフィルムシートを使います。
最近はほとんど見かけなくなりましたが、
私は4×5のポジフィルムの保護用シートを使っています。
いろいろカットしてみましたが、フィルムの保護用シートが一番いいかも?
このシートをデザインカッターという細かい作業用のカッターで切り抜きます。
私の高校時代、リアルイラストレーションが流行っていて、
カッティングシートでマスキングして、エアブラシで描いていました。
そのあと、仕事で版画っぽいイラストを描いた時期があり、
カッティングシートを切り抜いた部分にボカシ筆で墨汁を叩いていました。
私のステンシルはまさにそれ、そのままです。
カッティングシートを耐久性のあるフィルムシートに変えて、
墨汁を白化粧土に置き換えただけです。
結局、『自分に出来る事って何かな?』って考えたら出てきた技法でした。
ただ、S野先生には不評で、2008年の県展作品では
「やっぱりステンシルだとハンコみたいだから、一匹ずつ描いた方がいい」
って言われました。
自分の中でもそれは感じていたので、大物用の技法としては封印しました。
それに、大物用なら掻き落としの方が効率もいいですからね。
でも、一点ずつの場合は問題がないので、小物用に温めて置きました。
今、『売る』事を考えると、この技法が一番私らしいと感じます。
ステンシルの場合、目の細かい土に施すと本当にハンコになります。
だから、敢えて目の粗い赤土を使います。
そして、釉薬の濃淡によって変化を出します。
釉を濃く掛けると、絵柄がボケて溶け込んだ感じになります。
薄く掛けると、絵柄がハッキリ出ます。
だから、ヤマメの顔の部分は薄く、体の半分は濃く掛けたりします。
ま、大量生産用の印刷技術と同じなのですが・・・、
土や、下絵付けや、釉掛けの変化で表情が変わります。
そんなところを意識していますが、
グラフィックデザイナーである私にとって、続けたい技法である事は確かです。
ちなみに、アロワナのシート(写真の品)の原寸は左右100ミリくらい。
これは約1時間でカットしました。
近いうちに、新作にも取り組んでみます~♪