
『大野麥風展』を見ました。
駅に貼ってあったポスターを見て、『絶対行きたい!』と思っていました。
会場は東京駅の丸の内北口にある『東京ステーションギャラリー』。
初めて行きましたが、なかなかいい雰囲気でした。
まずは3階から。
最初は麥風ではなく、別の作家の魚や海老、蟹の木版画やイラストが展示。
続いて、大野麥風の油絵や日本画、水墨画なんかも展示されていました。
そして、2階に降りると・・・、
木版画で刷られた魚たちが、びっちり展示されていました。
麥風は『大日本魚類画集』という木版画集の原画を担当していたそうです。
原画は勿論ですが、この木版画もすごかったです。
『二百度手摺り』と言われるだけあって、重ね刷りで深みが出ています。
数点、原画と、刷り見本と、刷り上がりが一緒に並べられていたのですが、
モノによっては、刷り上がりが原画を超えているものもありました。
木版画と言えば、同じモノを大量生産する為の複製を作る手段です。
それでも、彫り師と摺り師がここまで拘って作り上げた木版画集は
『匠の技』を超えた『芸術』だと思います。
私はもともとグラフィックデザイナーなので、今までの仕事の経験などが重なり
ものすごくインパクトを受けた展覧会でした。
9月23日(月・祝)までです。お近くの方は是非見に行ってください!!!
私も、もう一度見に行きます~♪
実は、木版画が主体の展覧会だとは思わなかったので、
会場で刷り見本に赤字(修正指示)が入っているのを見て
グラフィックデザイナーの血が騒いでいたのです(苦笑)
が、
基本的には、陶芸の為の勉強として『絶対行きたい!』と思っていました。
今は作ったカップに魚を描いたり、彫ったりしているので、
そのアングルなどの参考になればと思っていたのですが・・・、
あまりにも素晴らしい作品が多過ぎて、
描きたい魚、彫りたい魚が、いっぱい出てきて困っています。
(苦笑)
嬉しい事に、この展覧会の図録はすべての作品が掲載されているので、
私にとってはこの上ない資料になっています。
魚は勿論、背景の文様も創作意欲をくすぐってくれます。
あと、麥風のサインの入れ方がすごく勉強になりました。
時には大胆に、時には身を潜めるように。
この感覚を、陶芸の作品にも取り入れたいと思いました。
この図録、2000円なので、もう一冊買ってこようと思ってます~♪
私も、麥風のような生き生きとした魚たちを描いたり、彫ったりできるように、
楽しみながら作品を創っていきたいと思っています!!!