
母方の実家は『うどん屋』をやっていました。
小学生の頃、夏休みや冬休みには20人近い従姉妹が大集合してました。
私の実家は自営だったので、母も仕事が忙しい時には
毎週末、この『うどん屋』に私たち兄弟は預けられていました。
私が小学生4~5年の頃でしょうか?
公園で遊んでいた私は、枯れ枝でカマキリの卵鞘を見つけました。
カマキリの卵だとは認識していましたが、
どのように孵化するのかという知識はまったくありませんでした。
『うどん屋』に戻ると、お店のカウンターに松竹梅の盆栽が・・・。
私は、枯れ枝に付いていた時と同じように
盆栽の松の木に、卵鞘をそっと置いてみました。
数日後・・・
「うわっ!」「キャ~ッ!!!」 ガラガラガッシャ~ン
突如、小さな白い物体がワラワラと店中に現れて『うどん屋』は大パニック!!!
スゴイ数の小さな白い物体をホウキで店の外に掃き出す叔母。
その側で、しゃがみ込んで小さな白い物体をマジマジと観察する私。
「すごいね!小さくてもカマキリのカタチしてる!半透明ですごくキレイ!!!」
と、目をキラキラさせながらつぶやく私に
「お前がこんなのを店に入れたのかっ!!!」
と、真っ赤な顔をして私をどやしつける叔母。
いつも怖い叔母だったのですが、この時はマジ切れしてましたね~♪
でもね、どんなに怒られようと、孵化したての小さな半透明のカマキリには勝てません。
メチャクチャ怒っていた叔母も、最後は呆れて
「お店は食べ物屋なんだから、虫の卵を持ってきちゃいけないよ」
って、丁寧に、優しく言い聞かされた記憶があります。
あの時の光景は、目を閉じれば思い出します。
叔母の真っ赤に沸騰し切った顔と共に・・・。(苦笑)
あと、こんな事もありました。
5~6年前でしょうか?
我が家の愛車がカマキリを生みました。(笑)
いつの間にか、ボンネットの隙間にカマキリが卵鞘を産みつけていたようです。
最初、車のボンネットから、スゴイ数の孵化したての小さな半透明のカマキリが
ワラワラと溢れ出しているシーンを見た時は目を疑いましたが、
『うどん屋』での出来事を彷彿とさせる出来事に目がキラキラしちゃいました。
そして思い出しました、
叔母の真っ赤に沸騰し切った顔を・・・。(苦笑)