まだかまだかと言いながらさくらを待ち望んでいたのも束の間。
昨日の出来事のように終わってしまった桜、まるで浦島太郎が脳裏に浮かぶ。
入園式や入学式には欠かせない桜、
どこの家のアルバムを開けても必ず家族で写っている。
おっちゃんの思い出のアルバムにも可愛く照れくさそうに写った写真が一枚、それしか無い。
色の劣化が激しく白黒写真になっていて鮮やかに咲いている雰囲気はわかるが、
残念なことに桜の色がわからない。
そして人々は桜を見て一年の始まりを感じるのである。
今日は造幣局のある銀橋から帰る事にする。今日は空いていると風の便りで聞き遠回りを
したのだが、時間帯が悪かったのか自転車を押さなければ帰れない状態だった。
サプリメントを飲まなければ元気の出ない人たちが、ベチャクチャと喋りながら
我が物顔のように横に並んで歩くんだ。マナーなんてあってないようなお年だから、
大阪のおばちゃんは怖いぞう「にいちゃん、なに言うてんのん」と捲し立てられると
その場から早く離れようと思うしかない。
桜も今週で終わりのようだ。薄ピンクに染まった桜の絨毯も風がなくてもチラチラと
隙間隙間には弱々しい若葉が見える。誰も注目してくれないが葉桜も綺麗よ。
自転車を止めることができなかったので写真がありません。