疲れ切った体に叱咤激励しマンションにたどり着く、いつもより20分早い。
命の水を“グィッ”と飲んでジムに飛んでいこう、気分は軽やかである。
行く気満々でポケットに手を突っ込み鍵を出そうと、何で鍵がないねん・・・困ったな〜
部屋番号を押すが、可愛い妻は出てこない「ベランダにでも出ているのかと思い」
もう一度読んでみる。やっぱり出てこない。今度はラインにかけてみる。繋がった
「今どこ」「近くのコンビニ、すぐに帰ります」
鍵を無くしたのはおっちゃんが悪いのでニコニコしながら妻を待つ。
顔を合わせるなり「鍵はドアにぶら下がっていましたよ」「そうだったんか」
ポケットにファスナーがあるので落とすと言うことはないと思っていたが。
朝、妻に見送られ意気揚々と家を出たのは良かったのだが、メガネを忘れたこと気付き
鍵を開けて「ただいま」、すぐに出ると思い鍵を抜かなかったのだ。
妻が出て来てまた見送られた。結果鍵は、抜くのを忘れ放置されていたと言うことである。
時間のロスをしてしまい命の水も飲まずにジムに飛んで行く。
時計の針は4時にかかり始めていた。定期を買って10日になるがまだ4回しか行っていない。
行ける時に言っとかなければ元は取れないと思いつつ軽めに運動して帰っていました。
先日妻の前で恵方巻きについてうんちくを述べてしまった。想定していなかった事態が
見に降りかかって来た。
妻に反旗を翻され否応ないに今日は巻く羽目に追い込まれてしまったのである。
だからジムを早く切り上げ腕を振るいました。