ここからは、非二元と森田療法との似ているな、個人的に感じる点について語っていきたいと思います。








以前、森田療法についての書籍《鈴木知準:著》を読んだことがあります。








森田療法とは、大正時代に森田正馬氏によって創始された精神心理療法で、神経症に対してのひとつの療法です。








あくまで、私見ですが、非二元の哲理と森田療法の本質はかなり似ている気がしました。








神経症(強迫、不潔、確認、不安神経症など、)は、とらわれた症状に過敏が故に、症状を取り除こう、取り除こうとして、思考でグルグルと負のスパイラル状態になっていった状態だと思います。








その状態をどうこうしようとして悪戦苦闘している状態から、その症状を無くそうとするのではなく、とりあえず症状はそのままにしておいて、








《症状がある無いを超えた平面に生きる》









このことをベースにしてある療法であると思う(私見です)








つまり、分離した個人の意識で生きている自分から、非二元の主体と客体は二つでは無いところに在る、ということと本質的にかなり近いのではないかと思います。









個人意識で生きていると、悩みから脱出したい、もっと幸せになりたい、他人より優越したい、悟りたいなど、、、









変化できる誰かがいる、改善、成長できると、構造的にそういった思考が出続ける仕組みになっています。








超えた平面で生きることと、非二元の実在の次元(全体性、全体エネルギー)に在ることとかなり似ている気がします。








ということは、神経症的な症状で悩まされている方々にも、非二元の真髄を体得されたら、かなり大きな影響がででくるのではないかと思います。






(今回の話は、あくまでも私見ですので、その点ご理解の程よろしくお願いします)