音符ピンポンパンポー音符

介護の、やり場のない気持ちを書いて

気持ちの分散をしてるだけなので

完全スルーでお願いします




12月14日

転倒した日の翌日


私は姫の散歩に出ようとしてた

散歩中に実家に寄ってみようなんて思って準備


するとケアマネさんからの連絡


まずは、ここ数ヵ月前から昨日までの説明

もちろんケアマネさんも月1回は父とあったり、デイサービスからの報告だったりで情報は入っている



嘘つき父

見栄っ張り父

私とケアマネさんとで間違い探しをしながら話をした


そして午後2時に実家で会うことになる


それまでにケアマネさんにはショートステイに空きの確認と仮押さえをお願いした


電話を切ってすぐ父に連絡

スマホにはでない

エコーショーで呼びかけた


以外とすぐ父の声


おはよう大丈夫?


「大丈夫やけど動けんわー」


動けんって今どこ?エコーショーの位置変えてるから見えへんよ!

ベッドで寝てるの?

(ちょうどベッドの上の辺りしか見えなくなってた)


「うん、寝てる」


朝ごはん食べたの?


「食べた」


ほんまに大丈夫なん?

今日2時にケアマネさんと行くけど、今困ってない?


「大丈夫」


じゃ、後で行くから寝ときや!


「そうするわ」



さてさて

お待たせ!散歩行こうか!


と、また電話


父からだ


「娘さん?もしもし!娘さんですか!」

全く知らない男性の声


「お父さんが倒れてる!すぐ来て下さい!」


えっ?どこですか?

今さっきまで話してたんですが?


「家の中!すぐ来て下さい」


意味がわからなかった


さっきまで話してた父が家の中で倒れてて

室内で倒れてる父を誰かが発見した…


どうやって入った?

玄関が開けっ放しだったのか?


ごめん姫、母ちゃん行かなアカン

ちょっと待ってて


またもやガスヒーターを消してエアコンを強めに設定

姫トイレの扉を開けておいて向かった


実家の玄関扉は全開

玄関すぐの部屋の椅子に上半身裸の父が座っており、後ろから支えるように謎の男性


なんか見たことあるような…


その男性は斜め向かいのご主人


私は今の実家の場所には中学3年の卒業直前に引っ越してきて21歳の誕生日前日に家を出た


正直、近所の人なんて全く知らない

住んでいた頃のご近所さんは亡くなっていて代替わりしている

息子さん達が親の土地に新たに家を建てているのだから

私なんて欠片も知らない


ただ、今年の夏に斜め向かいのご主人が洗車をしていたので初めてご挨拶をさせてもらったのだ



お向かいさんの説明を聞く


お向かいさんが家にはいってきた時、父は倒れておりトレーナーを脱ごうとしてたのか両手を上にした状態で胸までトレーナーが捲り上がってたらしい


脱がして

座らせて

父がお願いしたようだが、力の入らない床に寝ている人間を起こして椅子に座らすのは至難の技


メチャクチャ頑張って椅子に座らせて、支えながらトレーナーを脱がせてダウンを羽織らせた様子


流れは理解した

でも私には2つの疑問点があった


興奮気味のお向かいさんに質問する

玄関の扉は開いていたのか?


実はお向かいさん父から鍵を預かっていたとのこと


そして父との約束で

玄関灯は夜点けて朝絶対に消すこと

新聞もキチンと取ること


その日、両方出来てなかったので入室

父が倒れてたとのこと


父に聞くと「さっきコケた」と言ったらしいが

体が冷えきっていたので問いただしたところ、朝の6時頃から倒れていたとのことだったそうだ



2つ目の疑問点は、お向かいさんから連絡がある数分前に私は父とエコーショーで話をしているのだ


あれは何だったの?


お向かいさんをお引き留めするわけにはいかない

父はしっかり話し、目も動いている


母の自宅介護時に私は夜中、早朝問わずに母に呼び出された


何度となく「救急安心センター」に電話をした


話は出来てますか?

目はあなたを見て追いかけてますか?

打った場所は腫れてますか?


父は頭は打っていないと言った


だから急ぐことはないだろう

紹介状もらったら直ぐに検査に行こう


お向かいさんには母の使っていた簡易車いすに乗せるまでを手伝って頂いた


そこから父をとりあえずベッドへ運ぼうとした

その前に着替えさせなければならない

父は失禁していたのだ


でも父と娘

これは困った


父の腰から下にバスタオルを掛け、ズボンを引っ張っても父は腰を浮かすことすら出来なかった


仕方ない

ベッドに転がして着替えさせようと布団をはぐった

大失禁の跡

敷き布団も掛け布団もベチョベチョ


大急ぎて布団を替えて、力いっぱい父を引き上げながらベッドに倒れて込んだ

なんとか上下着替えさせて寝てもらう

テーブルの上には昨日のパンがそのままあった


ごはん食べる?

時計は既に1時過ぎ


冷蔵庫を見に行くと、夜食べるはずの幕の内弁当が入っていた

温めて父に渡す

お箸を持たす

上手くお箸が持てない

フォークを渡す

持つ

落とす


私が口に入れてみる食べる

全てを小さく分けてスプーンに変える


食べてる間に布団等を片付け始め

時刻13時半

ケアマネがきてくれる


父を見る


げっ!手掴み!

しかも全て口には運べず落ちている



これは絶対にヤバいやつ!


病院

どうやって連れて行く?

救急車は今、乗車までに質問があって乗せてくれないかもしれん


とりあえずケアマネ

救急車?病院?

ケアマネに電話


父の状況説明をした

絶対におかしいと思うから病院に行きたいんです

救急車乗せてくれるかな…


「救急車呼びなさい!」


救急車を呼ぶ


救急隊員さんが来て救急車内

血圧普通

父の手を握り「握り返して!」握力あり

目も動く

メチャクチャ話す


「娘さん、どこがおかしいの?」


ガーン

やっぱり呼んだらアカンやつやったんかーっ!


でも

「おかしいんです!一昨日まで歩いてたのに昨日は転倒、今朝は6時頃転倒してずっと床の上で倒れてたんです!ご飯は手掴みでも口に運べず落としてます!とにかく絶対におかしいんです…」


伝わった


受け入れ先を見つけ搬送


やれやれ