久司道夫先生の本に書いてあった
とっても面白いストーリーなのですが・・・
食べもののもたらす影響が
よーくわかります
ある天才の話
久司先生が若い頃、ベルギーにいた時に
あるお医者さんが健康相談で
1人のヨーロッパ人の男性（32歳）を
連れてきたそうです。お母さん付きで。
この32歳の男性は、計算に関しては超天才！
例えば西暦2853年の5月3日は何曜日だと質問すれば
当たり前の顔をして
「水曜日」と即座に答えるなど
コンピューター以上の計算をこなすとか、
15歳ごろから少しずつ天才ぶりを発揮し
中学生の時に永久カレンダーを作ったというほどです。
ドンダケ〜
ところが！
なんと彼は、人と話すことができない。。。
会社勤めもできず、
毎日家の中で数字で遊んでいるだけ。
言葉を発しても、「う〜う〜」と言うだけ。
お母さんはそんな我が子を心配して
ヨーロッパ中の名医を訪ねたのですが
治療法が見つからなかったと。。。
そこで、久司先生が
ある3つの食べ物を一切やめなさい、と
即座にアドバイスしたのですが
そのお母さん、びっくり仰天、
叫んで飛び上がりました
なぜなら。。。
その男性が3歳の時から
まさに
その3つの食べ物を
毎朝食べさせていたというのです。
その3つの食べ物とは
ゆで卵
チーズ
レモン汁
陽性さの強い卵を茹でると固まり
更に陽性になります。
また、乳製品の中で一番陽性なのがチーズ。
それらを毎日取り続けた結果
陽性が効きすぎて頭の後頭部・右側だけが発達し
数字にはめちゃくちゃ強くなった。
そしてレモンは数字に対する敏感さや明晰さを
高めるそうな。
ゆで卵、チーズ、レモン汁が
彼の数字に対する天才性を作り上げていたのですが
逆に言語を司る
脳の前頭部や左側が発達しなかったのです。
そこで久司先生は
「頭脳をまんべんなく、バランスよく発達させるには
穀物を中心にした食事にしなさい」とアドバイス。
「それで普通に会話ができるようになりますが
ただし、彼の数字に対する天才性はなくなります」と
付け加えて。。。
そして食事を切り替えて2ヶ月後、
早速彼の天才性がなくなったそうです。
そのまま、じっくり取り組んでもらうようアドバイスし
それから8ヶ月後、彼と再会したときには
「ハローミスタークシ」としっかり話し
ニコニコと笑って社交性も出てきた。
それから2年ちょっと経って
彼は完全に普通の状態になったということでした。
めでたしめでたし。
（数字にのみ強い天才の生涯！っていうのも、
それを活かしきれば面白そうではありましたが。。。）
マクロビオティック、食養の世界では
卵が蓄積していくと
体内に膿ができやすくなったり
女性は子宮・卵巣、男性は前立腺に停滞が起こりやすくなる
というのは常識。
卵がたくさん身体に入ってる人も
顔を見ればわかります。
ただ、この久司先生の話からわかるように
卵、チーズが良くない！
のではなく
数字を使う職業の方や、大金を扱う取引の際など
時と場合によって
卵をいただいてその陽性な力を入れてあげると
数字に強くなる、ということがわかります。
そのかわり
卵が体内に蓄積されないように
うまく消化されるのを促すためにも
卵の毒消しである銀杏や山芋、ニラやしいたけ
あとポン酢やクランベリーなども
しっかり食べることを意識すればいいだけなんですね
ちなみに私は
卵、チーズを食べなくなって15年。。。
数字に関して、
ばっちり弱小であります。笑
例えば他にとうもろこしでいうと、
とうもろこしは真夏の穀物ですが
食べ過ぎちゃうと歯茎が緩み
歯槽膿漏を進めてしまいます。
と、こうやって聞くと
とうもろこしは良くない！
なんて
荒いジャッジをしてしまいそうですが
そうではなくて
とうもろこしの陰性さ＝外へ飛び出す
拡散性のエネルギーを利用すれば
物怖じせずに新しい環境や海外に飛び出して行く
原動力にもなるのですね。
前回のブログで書いた断食合宿でも
「旦那がウルサイから家にいて欲しくない」と言う
奥様がいたのですが、笑
家から飛び出して外でしっかり活動して欲しいなら
旦那にとうもろこしを食べさせていればいいんですよ〜と
まりえ先生がアドバイスされていました
現代では医学や科学がどんどん進んでいき
もちろんそれもとっても素敵なことですが
陰陽論でなければ捉えられない動的な生命現象があるわけです。
陰陽にとらわれるわけではなく
そこから自由になるために
自分だけの陰陽をコンパスとして使いこなしたいものですね
柿に、旬のカボスを回しかけて食べると
柿の甘さがあっさりして美味しいです。。。
