今から11年くらい前、26歳の頃
会社員で仕事をそれなりにバリバリしてた頃
体調が悪くなり病院に行った。

そしたら一型糖尿病です、と言われた。

不治の病です。
一生自分で
インシュリン注射をしないといけません。
すぐに入院して自己注射の練習になります。

などなど告げられました。

(今思えばお医者さんって
こういうこと言わなきゃいけない
大変な仕事よね!)

この時すごい覚えてるのが
お医者さんに宣告されてる自分を
もう一人の自分が天井から見てて、
ハイヤーセルフというのかな?
私の意識はハイヤーセルフ側に近かったです。
だから凄いニュートラルに捉えてた。

不治の病、そうなんだ〜
毎食前に自己注射、そうなんだ〜
今日からしばらく入院、そうなんだ〜
りょーかいでーす、みたいな。口笛

でも暫くして意識が三次元の地球人、
人間の自分に戻ってきて
そしたら、やっぱりめちゃくちゃ落ち込んだダウン

ちょうどその頃
母が末期がん再発で全身転移。

抗がん剤もしたけど、
これ以上手の施しようがないという
家庭状況もあり

「よし、家族には内緒にしておこう。
ママには何も知らない状態で
死なせてあげたい!」とか思い、笑
家族には連絡しないでいた。

身元保証人は会社の上司がなってくれて
たくさんお世話になり、ありがたかった。

会社の友達や、
地元の友達もお見舞いに来てくれて
ありがたかったなあ。

2週間くらい入院して
なんとか自分で
インシュリン注射できるようになり退院。

病院大嫌い、針大嫌い(先端恐怖症)な私には
なかなかサバイバルな2週間だったチーン

なんか笑う事がつらくて、
誰かに合わせるのも面倒で
誰にも会いたくなかった。


それまでの人生は前向きで、
悩みとかも特になく

鬱病とかになる人たちのことを
どこかで見下してた。


「物があふれる日本に生まれておいて
自由な時代に生まれておいて
鬱になるなんて平和ボケしてるからだ。

自分次第でどうにでもなる
気合が足りないだけで甘えてる!」って。笑い泣き

(本当スミマセン)


でも自分が実際
鬱病っぽくなって初めて
心の病気になる人たちの気持ちが
はじめてわかった。

むしろそういう人たちは、
心の声を無視しないでちゃんと聞いてたり
繊細だったり敏感だったり
心が綺麗だったりする人が多いと思う。


あと、
注射をした時にしか物が食べられないって
制限がかかった途端、
すごい食べ物に執着するようになった。
何かを食べたら血糖値が上がりまくる。
だからインシュリン注射を追加する。
食べたらいけない〜って思えば思うほど
お腹空いてなくても食べたくて食べたくて
たまらなくなり、食べる。
インシュリン注射する→罪悪感、の負のループえーん

それまでは
太った人たちや摂食障害の人たちのことも
全く理解できん!と思ってたけど
いざ自分が過食症になり、
はじめてそういう気持ちや辛さがわかった。


そんな中で
「あなたはもう一生甘いもの食べられませんよ」
と、お医者さんに言われていたけど
どうしても甘いものが食べたくて
諦められなかった笑い泣き

血糖値が上がりにくい甘いものだって
きっとあるはず!
なにか方法があるはず!
という執念のもと、笑

色々探してみていると、
本屋さんでたまたま
マクロビオティックの本を見つけた。

そのマクロビオティックの本には
お料理のレシピだけじゃなく
いろんな難病奇病が治っていった体験談も
たくさん書いてあり
暗闇の中に一筋の光がさした気がした。キラキラ

「これは末期がんのママにもいいかも!」
(実際母は食事だけで3か月内に癌がきえました)


マクロビオティック哲学の
陰陽五行思想、九星氣学もめちゃくちゃ楽しくて
なによりそれらの哲学は
易学、星廻り、宇宙の法則、
というとこから来ていることを知り、
もっとちゃんとこの世界の仕組みを知りたくなった。

ジャッジしまくり人間だった私が
イイワルイ、間違い正しいなど
陰陽の二元論からの脱出を目指し
本当の自由人になりたいと
思い始めた大切なきっかけを

【不治の病】という出来事から
プレゼントされた。


病気は
本当に私の世界をグレンとひっくり返してくれて
私にたくさんのものを与えてくれた。
魔法のメガネを通して
地球を遊べることの面白さったら!


陰陽は常にセット。
得したと思えば
もれなく損したという体験もついてくる。
辛い事がおこると同時に
必ず同じくらいの規模の感動や喜びが待っている。
コインの裏表のように。

だから全てをニュートラルに捉えることは強い。

じゃあジャッジせず
ニュートラルに全てを包括できるように
なるためにはどうすればいいか。

それは、たくさん二元論をやりつくすこと。
湧いてくるどんな気持ちにも寄り添ってあげて、
どんな自分にもオッケーだしてあげて、
たくさん飽きるまでジャッジもやり尽くせば、
次のステージが否応無しにあなたを待ってる。


やり尽くすぞ。