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「出版するのが夢だった」あなたへ・・・夢の実現を応援するブログ

あらためて問いかけてみましょう。
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昨日は、オーストリア生まれの宗教哲学者マルティン・ブーバーの誕生日でした。

それで昨日は、あわてて投稿したのでしたが、その続きを書きます。

2年半ほど前、つまり2019年の9月に、思い立って、ブーバーの主著である『我と汝・対話』(岩波文庫)を読み始めたのです。

どうにも難解な文章で、とても独りで読み進めていくのは難しいと感じた私は、

「ライブ動画配信をやって、他人を巻き込めば、挫折せずに読み進めていけるのではないか」

と考えたのです。

 



ちょうど、私のお弟子ちゃんの一人が、ライバー(ライヴ動画配信をする人)として精力的に活動していたので、「では、自分もやってみようか」と思い、ライヴ動画配信するネタを探していたところでもあったのです。

当時、ファミリーレストランに入り浸って執筆活動をしていましたので、週に2~3回、21時くらいからファミリーレストランからライヴ動画配信をしていました。

何を配信するかというと、ブーバーの『我と汝・対話』(岩波文庫)の一節を読みあげ、その意味するところは何かを考えながら口にしていくのです。これを私は

 

「読書中継」

 

と名づけました。

 

普通、読書は独りで行うものです。その時、読者は何を感じ、何を考えているかは、傍からは分かりません。読書しているときに頭の中で何が起きているかを中継する、という意味で「読書中継」と名づけたのです。

 



読み上げる分量は、1~2行です。ごくわずかなそれだけの一節であっても、ぱっと頭に入ってこないのです。しかし、ああでもないこうでもないと、語りながら考えていくと、ブーバーの言いたいことが浮かび上がってくるのです。

ライヴ動画配信で、見られているという臨場感も、読書の集中力を高めてくれました。毎回、70人くらいの人が閲覧していたと記憶しています。よくもまあ、毎回見に来てくれていたなあと今でも感心してしまいます。

 

一回の配信は、90分くらい。そして、読み進められるページは1~2ページというペースでした。そういう「読書中継」をざっと3カ月くらい、週に2~3回のペースで配信を続けました。

 

そこまでやってようやく90ページくらい読み進めることができました。

 

そこまでいくと、大分中身が理解できるようになりました。

ブーバーは何を言いたいのか。
「出合い」とは何を指しているのか。

そういったことが明瞭になってきたのです。ブーバーの言う「出合い」とは、はじめて誰かと出会い、縁ができるという意味での「出会い」ではありませんでした。一般的に「だれと出会うかで、人生は決まるよね」という「出会い」ではないのです。

 

いかに真摯に向かい合うか。

いかに、全人格的に向かい合い、対話し、交流し、相互に影響を与え合うか。

 

それを問題にしていたのです。そして、それを「出合い」と呼び、その態度を<われ-なんじ>の態度と呼んだのでした。ブーバー独特の言葉遣いや概念があるために、はじめは理解しづらかったのだということも分かるようになりました。

3カ月にわたるライヴ動画配信をしたことで、そこから先は、ライヴ動画配信という臨場感がなくても読めるという自信が付き、そこから勢いを付けて独りで最後まで読み切りました。

一度読んだところで、もっと深く理解したいと思い、今度は、ライヴ動画配信ではなく、毎週発行している「夢が実現するメルマガ」で本文の理解を書き綴っていこうと決め、202年の1月から連載を始めました。

 



読んで語ることでも理解が深まりますが、読んで書くことでさらに理解を深めることができました。

これまで2年半、1冊の本とまさにブーバーの言う「対話」をすることができたように思います。

メルマガの連載も『我と汝・対話』の「我と汝」については、もう少しで最後まで辿り着きます。私にとっても、一区切りになりそうな予感がしています。

今後は、ブーバーの他の著作も読み進めていこうと思います。ブーバーとの縁はさらに深まりそうです。