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「出版するのが夢だった」あなたへ・・・夢の実現を応援するブログ

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前回は「2.空間」の情報を足すことで文章に厚みを持たせられることを見てきました。

今回は、「5つのカテゴリー」の3つ目です。

■3.五感情報

読者さんがイメージを膨らませたり、想像したりしやすくするためには、適度に情報を提示する必要があります。時間的、空間的な情報をさらに補強するのは、五感情報です。

五感情報というのは、

1.視覚
2.聴覚
3.嗅覚
4.味覚
5.触覚


に関する情報です。

五感は、この物理空間を把握するためのチャネルですので、先に述べた空間情報を表現するためにはこの五感情報をつかうことになります。

 



視覚は、見えた物を記述していけば良いでしょう。

聴覚は聞こえた声や音ですし、嗅覚は匂いに関する情報です。

味覚は、味わったもの。

触覚は、体で触れたときの感触です。

仏教の有名なお経である「般若心経(摩訶般若波羅蜜多心経)」には、この五感をまとめて、

「眼耳鼻舌身(げんにびぜっしん)」

と列挙しています。この五感が捉えるものも、

「色声香味触(しきしょうこうみそく)」

とあげつらっています。

五感情報についてぱっと考えるときに、この般若心経の文句を覚えておくと便利です。

■例文に五感情報を足してみる

前回掲げた、シンプルな例文をもう一度見てみましょう。

「古本屋に行って、スピノザを買った。」

この例文には、五感情報がほとんどありません。古本屋の見た目、街の風景、そこで聞こえた音、匂い、味、感触などはまったく書かれていません。

逆に言えば、それを書き込めば、より一層具体的な表現になるのです。

「黄色い看板を掲げた古本屋に行って、茶色い表紙のスピノザを買った。」

視覚情報を足してみました。

 



ここに、本の匂い(嗅覚)、手触り(触覚)などを加えることもできます。ページをめくる音(聴覚)や、本を読みながら珈琲でも飲む(味覚)などの付随情報を足していくと、厚みが増していきます。

今回は、シンプルに五感情報を追加すれば、文章は俄然厚みを増すということを見てきました。もう少し詳しく書きたいというときに何を足せばいいかと考えるならば、五感情報がきちんと書かれているかをチェックするといいでしょう。

次回もこの続きを書いていきます。

(つづく)

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