「人には無限の可能性がある!」
これを生涯を通じて実践的に証明すべく、あなたの執筆と魂が悦ぶ®出版を応援する、夢実現応援家®の藤由達藏です。
前回までに、文章をより詳しくするための5つのカテゴリーを見てきました。今回は、それらをフルにつかったらどうなるかを見ていきます。
■文章をわかりやすくする「5W1H」
「新聞記者は5W1Hを意識して記事を書いている」
とはよく聞く話です。
5W1Hと言えば、誰もが分かった風な気になります。英語の疑問詞です。英文ライティングの基本をそのまま日本に持ってきた言い方ですね。
しかしよく考えてみてください。私たち日本人は、5W1Hと言われてすらすら答えられるでしょうか。
「え? そんなの簡単ですよ。Hは、Howでしょ。
Wは、まずWhere、そしてWhich、Who、それから、そうそうWhat、あと、ん? Whenか、Wで始まるから、あとWhy!
もうないかな? ほら言えたじゃん。」
そうやって数え上げてみると、Howは一つだからいいとして、今挙げられたWから始まる疑問詞は、
Where
Which
Who
What
When
Why
んんん?
6個あります。
5Wですから、ひとつ余計です。何が余計なのでしょうか。どれもW疑問詞です。
Wだけにダブっているかと思いきや、そうでもありません。
5Wなのに6つあります。
どれが除外されるべきか、今ひとつ決め手に欠けます。
答えは、
Which(どちらか)
です。これはいわゆる5W1Hには含まれていません。なぜ含まれていないのかは、文章では必ず比較を問うとは限らないからでしょう。
■5W1Hなんて捨ててしまえ!
私たちは小学校の頃から英語に触れて、中学校から本格的に学び始め、英語ができないといけないと思い込まされています。現実社会は日本語でこと足りて、英語がなくても生活できる環境なので、実は大方の日本人は英語を使い熟せているわけではありません。
それなのに、日本語の文章を書くに当たっても
「5W1Hをおさえなさい」
などと習ってしまうのです。そんなに大事な5W1Hであっても、すらすらと言えるわけではないというのが現実。これでは文章の上達は期待できません。
そこで、私は、
「5W1Hなんて捨ててしまえ!」
と言っています。5W1Hという言葉を覚えておいても、○○の役にも立ちません。
「でも、チェックするためにも便利ですよ。そもそも新聞記者はそれで記事を書いているんでしょう?」
そうですよね。だから私は英語で覚えず、日本語で覚えましょうと提唱しています。
いつ
どこで
だれが
なにを
なぜ
どう
これです。
これをリズミカルに
「いっつ、どこで、だれが、なにを、なぜ どう?」
と唱えて覚えることを提唱しています。
「え? リズミカルってどういうこと?」
そう思う方のために、動画を撮りました。ご覧下さい。
https://youtu.be/411EoJ62QUQ
ちょっとばかばかしいかもしれませんが、これで覚えてしまえば、いつでもどこでも、
「いっつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どう?」
と思い出すことが出来ます。順番も、本当は順不同ですが、このまま覚えておくといいでしょう。順番が常に変わると、抜け漏れが生じます。大して害はないので、このまま覚えることを推奨します。
次回は、実際の文章で「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どう?」が使われているのかを調べてみましょう。
(つづく)
それでは、今日も、
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