私たちは空間の中で体験しているからこそ空間情報で表現を具体化する! | 「出版するのが夢だった」あなたへ・・・夢の実現を応援するブログ

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前回は「1.時間」の情報を足すことで表現をグレードアップさせることを見てきました。

今回は、「5つのカテゴリー」の2つ目です。

■2.空間

空間は時間とともに、私たちが現実を把握するためのカテゴリーだとドイツの哲学者イマニュエル・カントは考えたそうですが、時間とともに空間というカテゴリーも、文章記述を具体化していくのに役立ちます。

 



実際に私たちはどんなことも、ある空間で体験します。そんな空間情報を足し込めば、文章の記述をすこしでも詳しくすることができるのです。

たとえば、先ほどの例文にどこで花見をしたのか、どこの古本屋なのかを、つけ加えることが出来ます。

「去年、千鳥ヶ淵で花見をした帰りに、神保町の古本屋に行ってスピノザを買った。」

こうすると、空間的な情報が足されたことになります。空間ですから、場所とかその場の雰囲気などを、まるでその辺りを見回すようにして情報を足すことが出来ます。

これでもまだまだ、情景が浮かぶほどにはなっていません。書いている当人は情景を思い浮かべていたとしても、読者さんは、余白がありすぎて、イメージを膨らませることも出来れば、なんのイメージも浮かべない人もいるという状態です。

時間と同様に空間も、拡大したり縮小して記述することで、表現に厚みを持たせることが出来ます。

「福島で桜の開花宣言が出た頃に、葉桜ばかりの千鳥ヶ淵で遅い花見をした帰りのこと。神保町まで足を伸ばして古本屋に立ち寄り、スピノザを買った。」

福島という地名を出し、桜の開花宣言が日本各地で出されていく時間的な推移を匂わせることで、なんとなく日本全体に意識を向けさせています。

情報を足すだけで、読者さんは、その記述に従って想像をめぐらすことができます。表現を工夫したり、もう少し詳しく書きたいと思ったら、先に述べた5つのカテゴリーをチェックしてみてください。

次回は、五感情報と認識情報を追加するということについて書いてみます。
お楽しみに。

(つづく)

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