湿灰つくり | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

湿し灰つくりです。

 

いつも今ころ実施しています。

 

通常、茶人は7月末頃の猛暑の時に実施するそうですが、

とてもその時期では、、無理。命にかかわります。

 

ということでまずは時期を変えました。

そして通常はムシロ、、ゴザを使いますが、

それですと、ワラの編み目に灰が潜り

無駄ですので、師匠は下のようなものを使います。

 

 

この花木センターなどで使うような網?

その上に風呂敷を乗せるというやり方です。

 

なお今回はお稽古に来ている若い方が助っ人で参加。

力作業やらなにやらお手伝いいただきました。

 

ということで、、

まずは大炉の灰から。

灰の汚れ(炭のかけらなど)を水を流して

取り除きます。

 

 

ゴミはお風呂の湯垢をとるネットを使用します・

 

 

きれいになったら、その灰を、

先ほどのネットの上に風呂敷を乗せ、

流します。

 

 

後は時間をかけて乾かしますが、

今日はいいお天気、

しかも風があり、空気も乾燥しているので、

2,3時間で乾きました。

 

 

こんなふうに乾かします。

 

この後、乾かしたものに丁子(ちょうじ、殺菌効果あり)を煮出した液、

番茶、紅茶などで色付けします。

 

今年はコーヒーも一部使ったそうです。

けっこういい具合とか。

 

私はこの後、出かけたので

実況中継はここまでです。

 

この後はその液にまぶしたのを気長にいい具合に乾かして完成。

丹精(丹誠)こめた湿灰ができました。

 

やはりこの陽気ですから、3時前には完了とのことでした。

お手伝いいただいたお二人様、ありがとうございました。

 

 

今度は、普通の炉の灰を使っての湿灰つくりです。

その時は、丁子、紅茶の色付け作業を、紹介します。

私がいる時ならいいのですけど。

 

 

ところでオオヤマレンゲ。

 

前に買ったものが、ハンカチの木らしく、

その後通販で購入、でも元気がないので、植え替え。

これも何とか根付きました。

 

 

さらにお稽古に来ている方の縁があって

良い苗を手に入れました。

 

根付いて、花芽を付けていました。

 

 

花が咲いたら紹介します。

 

ということで、また。