番外編、唐沢山城跡散策 | タカポンの裏千家茶道教室入門

タカポンの裏千家茶道教室入門

~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

足の養生、、でも全く動かないのでは、

かえって良くないかなというので、

唐沢山城跡の散歩に出かけました。

 

唐沢山城は、佐野氏のお城。

 

佐野氏のご先祖は、あの藤原秀郷。

 

秀郷は平将門の乱を鎮圧した人物

その他、ムカデ退治とか、、エピソードの多い武将です。

 

小学校のころはこの秀郷のお城、といわれていましたが、

文献的には、15世紀ころの築城と考えられています。

 

有名なのはこの高石垣。8mほどの高さ。

 

ここが見どころ、ナンバーワンですが、

 

 

その前に、

まずは、紅葉のお出迎え。

天狗岩という展望のいい岩場付近の紅葉。

 

 

 

ところでこの唐沢山城は廃城になり、

佐野市内、佐野駅前の城山に移築。

その後佐野氏は改易、のち旗本として復活します。

 

明治になりその山城の本丸跡に、

秀郷を祀った神社ができました。

 

 

山城とは言え欠かせないのが水。

標高240mの山の山頂に、井戸がありました。

大炊の井とか単に大井といわれていたそうです。

 

 

ブラタモリでも、この夏に紹介された唐沢山ですが、

チャートという固い岩でできた山。

 

その岩盤にたまった水を利用している井戸と思います。

枯れたことはないみたいです。

 

紅葉はまだきれいでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くには富士山、雪の斜面が光っていました。

富士山は写真では見にくいですね。

 

そしてスカイツリーはよく見えました。

右手は、新宿、池袋、大宮のビル群。

 

昔、江戸の大火をこの城からみて、

駆けつけたところ、逆に𠮟責されたとか。

 

そんな高いところから見下ろすとは何事か!というわけです。

そして山城から降ろされたという言い伝えがありますが、

これは史実ではない、伝説。

 

さてきれいな紅葉を見て、

 

本丸跡の高石垣を目指します。

これが昔の大手道の跡。

 

 

 

 

そして高石垣。

1590年代に北条から豊臣の支配下になり、

その力で作られた石垣。

 

最初にも紹介したこの石垣は、

東日本大震災にも崩れなかったというもの。

 

400年以上たっても昔のままです。

この上が本丸で、神社ができています。

 

 

 

 

そしてまたモミジ。

 

 

最後は、遠くに赤城山を眺めて、1時間ほどの散策でした。

 

 

じきモミジも散って、冬ですけど、

その前の華やぎ、、

まさに錦秋、ですね。