宇宙戦艦ヤマトの頁へようこそいらっしゃいました。

 

 注】 この記事は、宇宙戦艦ヤマト2199のリメイク版では無く、1974年にテレビで放映された全26話について語っているものです。

 

 最初の記事を書いて以来放置状態になってしまいましたが、印象深いことから書いて行こうか、ヤマトを知っている人が読む前提で書こうか、知らない人にも観てほしい思いで書こうかなどと、思いを巡らせていました。

 

 いろいろ迷った末に、第一話から順を追って万人が理解出来るよう極力、マニアックなことを避けて記してゆきたいと思いますので、宇宙戦艦ヤマトをご存じない方も、 『ああ、こんなアニメもあったんだね』 なんて具合に楽しんでいただけたら幸いです。

 

 それでは早速、第一話からご案内させていただきます。

 

 第1話 『SOS地球!!甦れ宇宙戦艦ヤマト』 最初の場面は、地球防衛宇宙艦隊と敵宇宙艦隊とが交戦しようとしているところから始まります。

 

 そして、最初に出てくる主要な人物、👇👇👇この人こそが、のちに宇宙戦艦ヤマトの初代艦長となる沖田艦長なのです。

 

 

 

 この物語の主人公は、古代進という若者です。しかしながら、主人公に劣ることなく沖田艦長の模写は多く、数々の名言を残しています。

 

 その一つ一つの言葉には圧倒的なインパクトがあり、いつまでも耳に残っていたりします。こんなことを気に掛けながら物語を楽しむの良いかと思いますよ。

 

 その沖田艦長ですが、物語の冒頭でいきなり個性的でアクが強い名言をぶちかましています (^^)v

 

 沖田艦長が乗る地球防衛宇宙艦隊の司令戦艦に敵宇宙艦隊からの通信が入ります。それは、地球艦隊に降伏を勧告するものでした。

 

 通信士   『返信はどうしますか?』

 

 沖田艦長 『馬鹿目と言ってやれ』

 

 通信士   『はっ?』

 

 沖田艦長 『馬鹿目だ!』

 

 通信士   『こちら、地球司令船225号。馬鹿目! どうぞ。。。』 

 

 。。。と、通信士も律義にそのまま返信してしまいます。すると、それに対して敵が物凄く怒っているかのように、通信モニターに映っている通信波形が分かりやすくかつ、大きく乱れます。

 

 少し笑える場面でもあるのですが、この 『馬鹿目』 は、沖田艦長と言えばこのセリフだと思っているヤマトのファンも多いのではないかと思っています。

 

 この時、沖田艦長はこれまで戦ってきた経験からも負け戦になることは分かっていたのだと思いますが、たとえ圧倒的な力の差があっても絶対に敵に屈することが無い武人であることが伺えます。

 

 こうして戦いが始まるのですが、地球艦隊は協力な敵艦隊にほとんど歯が立たずに壊滅状態になってしまいます。

 

 『奴らにはこの艦では勝てない』 と、噛み締める沖田艦長は味方の艦はあと何隻残っているか報告を求めます。すると、本艦の他にあと1隻だけで護衛隊長である古代守の艦だと、告げられます。

 

 後の話で分かるのですが、この戦闘で他の艦に沖田艦長の息子が乗艦していたので、その戦死を知らされるものでもありました。ですからこの報告は、艦隊壊滅の危機以上にショッキングだったと思います。

 

 その直後に、ここで自滅するより2隻だけでも生き残って次の戦いに備えられるよう撤退を決意します。古代守護衛隊長にもその旨を伝えますが、彼は撤退を拒否します。

 

 沖田艦長は必死に説得しますが、古代守の考えは変わりません。沖田艦長の艦は帰投する進路を取り、古代守の艦は撃沈されてしまいます。

 

 これも大人になってから思ったことですが、古代守は沖田艦長に是が非でも生きて地球に帰ってもらって、その後の地球防衛を託したかったのかな。。。弟の未来のことも考えていたのかもしれないなって。そんなことを思いました。

 

 これが、このドラマの全てにおける始まりなのです。

 

▼次々に撃沈される地球防衛艦隊

 

 

 沖田艦長の艦が地球に帰還する間に、火星では謎の使者が操る宇宙船が不時着していた。火星基地に勤務していた訓練生の古代進 (古代守の弟) と同期生である島の2人メッセージらしきカプセルを回収し、それを地球司令部に持ち帰るために沖田艦長の艦に合流するよう命じられます。

 

 この時に古代進は、1隻しかいないことに疑問を抱きます。

 

 地球に帰還した後、古代進は初めて沖田艦長と対面することになり、そこで兄が戦死したことを告げられます。古代進は、何故、兄を連れて帰ってくれなかったのかと食って掛かり、それに対して静かに詫びることしか出来ない沖田艦長の姿ありました。

 

 どう考えても、沖田艦長に対する不信感ばかりが古代進を覆いつくします。これは、後に宇宙戦艦ヤマトに配属された時に、沖田艦長の指揮下に入るのですが大きな確執を抱えてゆくことになります。

 

 そんな2人の関係が、どうなってゆくのかを気に掛けながら物語を追っていくと、奥深く感じられて面白い見方が出来るかもしれません。

 

 第1話 『SOS地球!!甦れ宇宙戦艦ヤマト』 の動画を貼り付けておきますので、気になった方はご覧になってください。正味20分程です。

 

▼第1話 『SOS地球!!甦れ宇宙戦艦ヤマト』 他2話

 

 

 宇宙戦艦ヤマトは、宇宙の戦闘を描いたSFアニメですが、ヤマトクルーや敵の人間模様を取り上げている話が多いのです。ドラマとしても楽しめる要素は大きいと思います。

 

 

 

 今日も訪ねていただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 それでは、またです。