ーー··ー レビュー書きたい! テーマ ー··ーー
【ネタバレしてます!!】
全6巻の中で、
ここが一番好きなのっ!!
と言うレビューです♪
そんなんで良ければ、
読んでみて下さい♪
全6巻の中でわたしが一番気に入っている場面は、4巻の18話です♪
鹿鳴館(ろくめいかん)にて宴が開かれる中、十和(ヒロイン)がよそ見して歩いていると、公爵ご令息の忠興にぶつかってしまいます。
忠興は、十和の仲良し麗子の婚約者なのですが、地位・権力を笠に着て、日頃から些細なことで問題を起こし、評判の良い殿方ではありませんでした。
十和は、彼からいちゃもんをつけられ、ちょっとした騒動になってしまいます。
本来、麗子と同様に忠興も聡明で教養のある人物なのに、なぜこのようなつまらぬいざこざを起こすのか?
言いたいことがあるなら言え、と忠興から言われ、上のように、素直に思ったことを十和が打ち明けたところ、さらに騒動が大きくなりそうになって、
忠興にピシャッ! と、水を掛けた人が!
忠興と婚約したばかりの麗子でした!
「忠興様 そろそろお黙りあそばせ」
自分が水を掛けた忠興の胸の当たりを拭きながら、忠興に対して、威圧感を含めつつも品のある笑みを浮かべて物申す麗子。
華族の習わしに沿って、今まで唯々諾々と忠興の言うことに従っていた麗子でしたが······
「いつまでうつけの振りを続けるおつもりですの?」
「私は腹を決めてここに参りました」
「これより貴方様の恥は私の恥でございます」
「どうかこれ以上 ご自身を貶めるのはお止めくださいませ」
淡々と、忠興の目を見据えて諌めるこの麗子様大好き♪ カッコイイ♪
怯んだ忠興は何も言い返すことができず、麗子と共にその場を去るのでした。
初めて十和と会った頃の麗子は、華族特有の家の事情もあって鬱憤が溜まり、若干いじわるな一面がありました。
けれど、十和やちよと言った、心を許せる友と巡り会えたおかげで、穏やかな真の淑女になれたのだと思います♪
全巻読み終わった後で、何回もここだけ! 読み返してしまった♪
この場面の麗子様、ほんと好き♪