教員時代の学級経営や、現在の放課後の子ども達と関わる中で、僕自身は「何もしない」ということを大事にしています。

もちろん、ただ「何もしない」のではなく、
「どうしたら子ども達が大人からの声かけや指示がなくても、自分で考えて動けるのか」
ということを考えて、綿密に「何もしない」という計画を立てて実行しています。

それを意識すると、その場しのぎの目先の指示や指導が減り、長期的な視点での指導や声かけを心掛けるようになっていきます。

また、子ども達の中には、「なかなか勉強に取りかかることに難しい子」や「切り替えができずにみんなと同じような行動を取るのが難しい子」などもいます。

そういった子に対しても、「勉強に向かえる環境」や「気持ちの切り替えができる環境」を用意して、あとはその子はそういう行動ができるタイミングを「待つ」ということも、僕はとっても大切にしています。

その日1日や、その時その瞬間だけみたら、声をかけて手取り足取りやった方がいいこともあるかもしれませんが、長期的には「自分で行動できた」という成功体験をたくさん積ませてあげたいと思っています。