先週の週末は仕事の都合で上海を離れることができず、
今回の週末も土曜日に急遽仕事が入り、またもや南京行きを延期せざるを得ないかと思ったが、
何とか土曜の夜から行ってくることができた。

今回の南京行きの主目的は、音宙(とら)の日本国籍取得のための書類を取りにいくことである。
我々は国際結婚なので、子供の戸籍関連の手続きは少々煩雑になる。
結論からいうと、うちの場合は中国と日本の「二重国籍」を取らせることにした。
厳密に言うと、中国政府は原則的に二重国籍を認めていないのだが、日本側は「国籍留保」という手続きを取ることによって子が大人になるまで(22歳になるまで)国籍の最終選択を「留保」することができる。これにより、結果的に22歳になるまでは中国と日本の2つの国籍を持つ事になるわけである。

手続きはまず中国側の戸籍を取得することから始まるのだが、すでに完了。
これが、今回取得完了した音宙(とら)の中国の戸籍謄本である。
犬も歩けば

続いて、日本側の国籍取得において必ず必要になるのがこの「出生医学証明書」。
(これがないと中国、日本のいずれの戸籍も取れない重要書類なのだ)
これを持って上海の日本総領事館に届け出ることになる。
ちなみに日本国外での国際結婚において生まれた子の日本国籍取得手続きは、
出生から3ヶ月以内で、これを過ぎると日本国籍は取得できなくなる。
犬も歩けば
犬も歩けば

これで日本側の出生届けを行えば、晴れて両国の国籍取得が完了する。
それが済めば、次は我が子を日本に連れていくための手続き、すなわち「パスポート申請」「VISA申請」が待っている。

それについてはまた今度。