これはちょっと前の話なのですが…

 

勤務先の大学で

スペイン語と日本語の

教員を募集していて

面接者の一人として

駆り出されたことがありました。

 

 

日本語教員への応募者は全員

わたしのように

日本生まれ、日本育ちの日本人でした。

スペイン語枠への応募者は

どこで育ったかはわかりませんが

みなさん、英語のネイティブではなく

スペイン語が第一言語でした。

 

 

面接での言語は80%は英語でした。

そこで浮き彫りになったのは…

 

 

日本人の英語力は

スペイン語の応募者と比べて

格段に低いという事絶望

 

 

もうね、同じ質問しているのに

何すかこの差は滝汗

と言った感じでした。

 

 

他の面接担当官

(スペイン語とフランス語の先生)からは

「日本語の応募者は

全然準備していなくてびっくりした」

とか言われる始末。

 

 

いや、準備の問題じゃなくて

英語力の差なのでは・・・。

 

と思った私。

 

 

スペイン語と英語の距離って

日本語と英語の距離と比べると

格段に近い。

そもそもアルファベットだって同じだし。

これは、フランス語など他の欧米諸国

の言葉についても言えることでしょう。

 

奴ら彼らが英語を話すのと

日本語母語話者が英語を話すのとでは

負担度が全然違うと思います。

 

 

日本で日本語の面接と言う設定で考えてみても

韓国語や中国語が母語話者の応募者と

欧米語が母語話者の応募者とでは

前者の日本語能力が高い場合が多いはず。

 

 

この辺の言語間の距離というのは

外国語の先生(特に欧米語の)でさえ

あまり考えない人が多いように思います。

こういう方々には是非

欧米言語とは思いっきり違う言語

(例えば日本語♥)

を勉強していただきたい。

 

 

でもそういうのを考慮に入れても

日本人応募者には

もうちょっと頑張っていただきたかったな…

と思ったのが正直なところです。

 

 

私が英語での面接に臨む時は

周到に準備をします。

まずはネットで可能な限り

面接で聞かれやすい質問を収集して

友人や夫と

何回も英語で質疑応答を練習。

それを録音して自分がつまずいたところ、

発音があやふやな所等をチェックすることも。

 

 

それだけやって初めて

英語の面接と言う土俵に立てる・・・

それが、私の英語能力の現実。

 

 

 

 

 

あの応募者の方々に

そこまで準備をしてきた人はいなかったことを

今更ながら残念に思うのです。

 

 

日本人

頑張って!