日本語を教えて早幾年・・・
ベテラン教員と呼ばれても
おかしくない私ですが
実は日本語を教えることに対し
確固たる自信が未だにありません。
 
いろいろな要因があるんですけれども
そのうちの一つが
日本語って難しい
ということ。
 

まーどの言語も極めようと思えば

ずぶずぶと深みにハマって
いくんですけどね~。

日本語も教えれば教えるほど
わからないことが増えていき
正に底なし沼状態です。
 
例えば本日、クラスで「」という漢字を
練習させていたのですが・・・。
「登」は「Climb」と教科書には書いてあり
「登る」や「登山」などの例が出ていました。
 
 
でもさパー
じゃあどうして
登記とか登録
「登」が使われてんすかね?(誰に向かって)
 
 
後でこっそり調べてみても
今一つはっきりした答えはわかりません。
漢字は意味に基づいて使われている
「はず」なんですが
日本語で使われている漢字って意味が広すぎて
冷静になって考えてみると
なんでこの言葉にこの漢字が使われてんの?
というのが実に多い。
 

お転婆とか
転ぶババアだよ?
 
 
漢字自体の成り立ちにも
無限の奥行きがあります。
「登」の中に何故「豆」があるのか?とか
「嫌」はどうして女へんが使われているの?
とか調べ出すときりがない!
 
 
カタカナ表記でも
「ゴミ」や「ラーメン」は
何故カタカナで書かれることが多いのか
についても一々理由があり
面白い事は面白いんだけど
キリがない…と挫けそうになります。
 
 
上は表記のほんの一例にすぎず
その他にも発音、文法、文化等
に己の無知さ加減を打ちのめされる日々。
 
 
日本語底なし沼はその面積も
果てしなく広いのでありました。


ずぶずぶ、、、