「喜界島」について | 倦怠期フライドチキン

「喜界島」について

こちらではまだちゃんとご紹介してなかったと思うので、


ここらでウチの母親の出身地である、「喜界島」について

お話しさせて頂こうかと思います。




■概要

大阪からおよそ1300km、鹿児島市からは
380キロ南に「奄美大島」がありまして、


そのまた50キロ隣に浮かぶ小さな島が「喜界島」です。

島の周囲は約50キロ。人口は約8000人と言われています。


弘法も平謝り

ちなみにこの地図を見ると沖縄諸島の仲間に見えてしまいますが、


実は、与論島までは「鹿児島県」なのです。
なので喜界島も鹿児島県に属します。

http://www.town.kikai.lg.jp/




■交通

島への交通手段は飛行機か船に限られます。


船は飛行機に比べて安くすむのですが、出航日が限られる上、
喜界島にはえらい時刻に到着します。確か朝の4時とか5時とか
そんなだったと思います。


なので飛行機を使うのが現実的です。

奄美大島と鹿児島に1日計5便が飛んでいます。
大阪や東京からの直行便は無いので、
鹿児島か奄美で乗り換えることになります。


ちなみにコレが喜界空港なのですが


弘法も平謝り

見た目はまるっきり公民館です。(笑)


さらにちなみに、

奄美-喜界便は飛行時間約10分。
国内の定期航空路線の中で最短距離の路線です。

「ベルト着用サイン」が消えたと思ったらまたすぐに点きます(笑)




■自然

サンゴ礁が隆起して出来た島です。
気候は極めて温暖。天候の変化が激しいです。


喜界島にはハブはいません。


「オオゴマダラ」という大変珍しい(らしい)
蝶が生息することで有名な島(らしい)です。



弘法も平謝り
オオゴマダラ




■産業

主な産業は、白ゴマ、さとうきび、そして
さとうきびから作られる黒糖および黒糖焼酎です。


ちなみに喜界島は白ゴマの生産量日本一なんだそうです。


また「大島紬」も主要な産業として盛んに作られています。




■スポーツ選手

かつてはプロ野球選手の高橋英樹(広島)を輩出した島で、

現在は、女子プロゴルファーの久保樹乃、
大相撲の薩喜海・喜ノ国(三段目)・高木・喜乃富士(序二段)
そして格闘技「シュートボクシング」のヘビー級日本ランキング2位・
岩下雅大ら喜界島出身者が活躍中です。


弘法も平謝り
岩下雅大



あとちなみに、サッカー元日本代表キャプテン・
宮本恒靖(V神戸)のご祖父様が喜界島のご出身で、

宮本選手のおばあちゃんは顔見知りだったりします(^^)




■生活

数年前までは本土に比べるとかなり不便でした。

小さな商店が点在するのみで、物流も船頼りなので
船の無い日には物が不足することもありました。


現在では中型のスーパーやホームセンターがいくつか出来、

また物流が充実してきたこともあってかなり便利になりました。


そして島で初めてのコンビニも1軒(笑)出来ました。
と言っても夜12時には閉まってしまうのですが(笑)


島内には交通信号が1箇所、数年前に始めて設置されました。
この信号が出来た時はニュースになりました(笑)


島に初めて総合病院が出来た時、その中に設置された
「エレベーター」も島内初のもので、これまた出来た時は
ニュースになり(笑)エレベーターに乗るためだけに
病院を訪れる人が後を絶たなかったそうです。(^^;




■マスコミ

テレビや全国新聞に取り上げられることが度々あります。


特に島田紳助さんは奄美・沖縄方面がお好きなようで、
「クイズ!紳助くん」には喜界島が3回ほど取り上げられました。


またNHK製作のドラマ「ジャッジ」など、いくつかの

テレビドラマや映画の舞台にもなりました。


そして個人的に印象的だったのは何と言いましても
「水曜どうでしょう」の中の企画『リヤカーで喜界島一周』です。



弘法も平謝り
山田くんのキャンプ地をこことするー。




■音楽

はいお待たせしましたー♪


島の音楽と言えば何と言っても「島唄」でしょう。
独特の旋律と節回しは一発でそれと判る特徴を持っています。


元ちとせさんや中孝介さんの歌を聴いてもらえると
お解り頂けるかと思います。



しかし、島には音楽を演奏する専門の場所、
いわゆる「ライブハウス」がありませんでした。


2005年、栄忠則さんという方がついに立ち上がり、
廃業したパチンコ店を改装してライブハウス「サバニ」を
作ったのでした。
http://www.office-sabani.com/


(ちなみにGONGは廃業前のパチンコ屋さんによく行きました(笑))


そしてその「サバニ」の内装作業を手伝っていた2人の若者がいました。
土岐宏大・土岐和貴という兄弟でした。


弘法も平謝り

彼らは「dokidoki」というユニットを組み、
「喜界島から全国に唄を発信する」という目標のもと音楽活動を

スタートさせていました。
http://dokidokitv.com/


自らが歌う場所を、自らの手で作り上げたというわけです。



こうしてオープンした「サバニ」には、dokidokiの他
島内の音楽家をはじめ、沖縄や本土からも著名なミュージシャンが
大勢出演するようになりました。


弘法も平謝り


そしてもう1人、喜界島出身のミュージシャンに
最近大きな動きがありました。


「牧岡奈美」さんという方で、彼女は幼い時から島唄を始め、
数々の賞を受賞した実力派の唄者でした。


一時は音楽の道を諦め、保育士として奄美で働いていたものの
やはり唄への想いは絶ち難く、
東京へ出てライブ活動をスタートさせました。


そんなある日、ひょんなことから日本テレビ系列のオーディション番組
「歌スタ!」に応募、出演したわけですが、


プロデュース権獲得を意味する「よろしく札」を見事ゲット!
メジャーデビューへの道が開かれたのでした☆


今後が非常に楽しみなアーティストです。(^^)
http://profile.ameba.jp/makiokanami






・・・とまぁ簡単にまとめてみましたが(どこがやー)


喜界島とはこういう所なのです(^^)


非常に不便ではありますが、その分観光化されてなくて
手付かずの自然や島の人々の暮らしに触れることが出来ます。



機会がありましたぜひ訪れてみて下さい。(^^)