さて、なかなか出てこない、リーパーもあって、存在感抜群(特に2ではほぼ助演男優賞w)なイルーシヴマンさんと、そいつが率いる組織、サーベラスって組織のことでも。

まあ、英語wikiからも適当パクリでご紹介を。

 

で、まず名前ですが、サーベラスはCerberus と書きますが、実はこれをラテン語読みするとケルベロスです。はい、ファンタジーゲームの定番、地獄の番犬、3つ頭がある奴ですね。

イルーシヴマンはまあ、直訳なら幻みたいな男ですか。

 

で、サーベラスとなずけたのは、ギリシャ神話の三途の川(ハデスの地獄に連れてくシャロンの渡し守)を比喩したシャロンリレイを超えてやってくるエイリアンたちから人類を守る番犬って意味ですね。私の推測ですが、彼と戦い、のちに遺跡をしるきっかけとなったツーリアンとの戦いのなかで死んだ仲間2人と合わせて3人のことを3頭の番犬とかけていると思います。

 

 

さて、イルーシヴマンですが、もちろん、本名じゃありません。

ゲーム中でも噂ということで出てきますが、サーベラスは元々は、連合の特殊部隊ですね。

一種の人類至上主義(宇宙の各種族を従える進化した人類)を標榜してる人類による準軍事的組織ということになります。特徴として、イルーシヴマンの信念で、『手段じゃなくて、やった結果を見ろよ!人類が生き残るには犠牲が必要。それを連合は分かっちゃいない。』というのが極端ですね。3になると分かるように、あくまでも人間の姿で、バイオという名の強化人間をつくることに飽き足らず、ハスクなどの怪物に変えてもいいという、とんでもないことになってますね。隊員自体も、それを知らずに『統合』という名で変えられているのが、酷いですね。怪物にするかつ自分のいうことを聞かせる洗脳ですからね。

ホントにそうかはどうかは知りませんが、トランプのみえみえの白人至上主義とSNSによる洗脳を揶揄して見えるのは私だけではないでしょう。

 

彼自体、目の虹彩がいかにも人工的ですし、3ラストの焼け跡?が体から回路のようなものが露出していますので、かなり改造手術しているみたいで、その辺は、まったく本人的には悪とは思っていないようですが。まあ、ラストで彼自身がコントロールしようとしたリーパーの洗脳受けてたのは皮肉ですがね。

 

 

 

ただ、イルーシヴマンが極悪人の怪物というかというと、また別の側面を持っているのも確かです。少なくともトランプみたいに部下から『小学生2年並みの知能』とは言われないw。

会話内容を聞いていても、一種のマッドサイエンティスト見たいな高い知性を感じるのではないでしょうか(実際、暗号通信のプログラムを自ら書いてますね)。声優さんはマーチン=シーンといって映画『地獄の黙示録』で主演のウィラード大尉を演じていた方ですので私のような爺さんは感涙ものですが、とってもピッタリな、知性とリッチと狂気が混ざった、かっこいいイルーシヴマンを演じています。

 

 

ただし、彼は科学者ではなく、元は、ジャック=ハーパーという傭兵(ツーリアンとのファーストコンタクト戦争のときアシュリーの爺さん将軍の特殊部隊下で働いてた)ですね。で、この時、遺跡を探していたツーリアンを尋問して、洞窟で遺跡の遭遇するも、ツーリアンにつかまり(サレンもでてくる)、いろいろな経験をするうちに、こういう信念をもつようになったんですね。

 

最初は、インターネットで人類至上主義のメールを回し始めたようです。で、連合の情報部はこいつを本人確認できなかったので、イルーシヴマンと名前を付けて、それをサーベラスの中でも使ってるってことですね。イルーシヴマンは連合の特殊部隊から引き抜くなどしてサーベラスを設立し、隠れ蓑のダミー会社(名前が彼の戦友から取られてるっぽいところは彼の人間をしてのいい面を見せているともいえる)も作ります。

 

その後はゲームの通りですが、彼はやはり知性の悪と善の両方の面を体現した人物として終わっています。最初の案では3のラストではリーパーになって戦うみたいなのもあったらしいのですが、彼をやはり戦士ではなく、知性の人として描きたかったということです。