先日、ドリッズトの話をちょっと書いたので、本日は、この方を目の敵にしている神様、ロルスさんのことを書いてみます。ダークエルフ物語を読んだ方は、十分、恐ろしさをお分かりかと思います。主に読んだことのない方向けに、書きますね。

 

例えば、歯向かったり、意向にそわないことをする。命令を失敗すると、クモの刑に処せられますよ。クモに食わせるというのもあるかもしれませんが、上半身は今までのまま、下半身がクモでいうがままに、動かされる怪物にされちまいます刑ですね。これは、さすがのドローたちもびくびくでございます。もち、カオティックイービル属性なお方。

 

で、今日は、基本的なことに戻って、ちょっと始めますよ。

先日書いたミストラさんとか善の神様と一緒になったら、大ゲンカにならないのという素朴な疑問ですな。

 

実はですね、上帝はエイオ(Ao)さんで、この方のいうことは聞かないといけないんですが、全然、別のとこに住んでます。以前書いたように神々の住処はパンテオン(Phanteon)って言いますけど、これ沢山あるんです。主に、そいつらを支配、あるいは信仰されている種族ごとにあります。

 

ちなみに、時期によって神さんも死んでしまったり、しますので、書くのは大災厄の時の少し後、スペルプラーグの前頃の分類です。

 

まず、人間族信仰のパンテオン

ごぞんじ、テンプル地区に寺院があるタロス、テンプル、ヘルムやイルメーター。イービル属性の例の3人組の一人、ベインさんもいます。めっちゃ沢山おりまして、5パンテオンに約110名弱おられますよ。

 

つぎに、デミヒューマン、人間に似たようなのが信仰してる神様のパンテオンですが、

ドロウ、ドワーフ、エルフ、ノーム、ハーフリング、オークの6パンテオンに50少しの神様がおられます。

 

モンスターにも信仰がありまして、ドラゴンに信仰されるドラコニックや巨人などのパンテオンに約30名の神様がいらっしゃいます。

 

そして、パンテオンはありませんが、神様としては死んだバールさんやアマネイターさんが別プレーンにいかれておりますね。

 

 

な、感じでロルスさんは、ちゃんとドロウパンテオンで仲たがいせずに?おられますよ。

一応、別名はクモの女王またはデイモンウェブピットの女王でございます。人型の変身もできますが、本性はクモですな。

 

この方、主にドロウが信者さんですが、中にはドラゴンとかエルフも少数ですが信仰しておるそうです。ドロウの聖職者(クレリック)はほぼ全員、女で、この神様も怖いお姉さまですから、人間とは違って、ドロウ世界では女尊男卑が極端ですよ。

 

BG2では戦士協会でしたっけ、とでてくるのがあると思いますが、男の方がもちろん格下ですが、マイローカー戦士(Militant Myrlochar)、別名、ソウルスパイダーの秩序(the Order of Soul Spiders)が正式名称ですな。まあ、信仰の戦士クルセイダーとも言えますが、大きな家の長マトロンマザー(正確にはメイトロンって発音、イレニカスも聞いてるとアイレニカスって聞こえるのと同じ)って方の私兵ですな。ドロウはいくつかの家に属しており、この家どうしの策謀による戦いが非常に大切で、ここで勝利を収めることが、ロルスさんの覚えをめでたくする方法でもあり、覚えが悪いと滅亡ということにもなります。ちなみに、5章最初でイレニカスと仲良く話している方がマトロンマザーさんです。(^^;)

 

この辺の策謀による競争の厳しい社会が、ダークエルフ物語では描かれて、面白いことろですが、上記の女尊男卑や黒い肌のドロウが地上で差別されることも含めて、作者のサルバトーレが、男女差別、黒人差別やアメリカ資本主義の苛烈な弱肉強食を批判的に描いたともされていることろですね。

 

もう一つの、女の方の戦士協会はスパイダー女王の侍女(Handmaidens of the Spider Queen)と呼ばれております。別名、「ヤコロールの娘たち」ともいいます。こっちは、ロルスさんの親衛隊ってことで、ロルスさんから疎まれたドロウの都市は都市ごと皆殺しにしちまう怖い方々でございますよ。

 

神々はランクがあり、上帝エイオさんは別格として、松竹梅(greater diety,intermediate diety,lesser diety)とある神々のランクでは最下位のレッサーな神様ですが、めっちゃおそろしいですなあ。