今日はバールに関するマニアなトリビアでございますよ。
ゲーム中では History of the Dead Three ていう拾える本がありまして書いてございますよ。
で、この本はなぜ、バールが死の神になったのかっていきさつの書いてある本でございます。
昔々、イェーガル(Jergal)って神様がいましたとさ。
この神様、争い、死、死者という3つを司る神様でございました。
ですので、すべて者の終わりの主(Lord of the End of everithing )とも言われておりまして、めっちゃ力を持ってたんですね。 いさかいを起こさせて、殺させる。すると殺されたものは死者の国に来て、結局、この神様の支配下に入るわけですから、手下は増えるばかり、当然、最強の神様になったわけです。しかし、最強すぎるのも困ったもの、自分に挑む者さえいなくなって、あまりの退屈。至高の権力を持つのも、まったく権力を持たないのも、どう見ても違いがないのですね。
で、この神さまの気まぐれで、mortal つまり不死ではないもの3人に自分の後継者を競わせたわけです。「俺、引退するから、後はお前らでやっていいよ。」ってね。
で、この競わされたのが、(例の「大災厄の時」で不死を奪われて降臨したダークな神様たち3人でございまして、)まだ神様でなかったころの、ベイン(Bane)、ミルクル(Myrkul)、バール(Bhaal)でございますよ。
で、決め方が、最初はイェーガルの子分のリッチの頭蓋骨転がし競争だったんですが、邪魔が入って、イェーガルの指骨での競争に代わりましたが、結局、着順は次の通りでございした。
1等、ベイン 1分25秒35
2頭 ミルクル鼻差
3頭 バール 1馬身差
って具合です。
で、ベインは「おら、諍いの神になるわ。やっぱ面白いし。」
ミルクルは「おまえ、若造杉や。神でもいずれ不死を奪われ死ぬんやぞ。お前ら。全員、結局死ぬんだから、死者の神が最強やんけ。」
ところが、びりのバールは、満足げに言い放ちました。
「お前ら、アホ杉。俺は死を司る神(Lord of Murder)でいいわ。ベインよ、諍いを楽しんでても、俺が死を命じれば、諍い自体がなくなるで。ミルクルよ、俺が殺さんかったら、お前の死者の王国も過疎って飢え死にやな。ダハハハァ!」
こんなことで、イェーガルは肩の荷を下ろしましたとさ。おしまい。