清水久美子オフィシャルブログ「GO NEXT LUXE」 -10ページ目

春はヌーディ・コンサバ

保守と先端、品性と艶っぽさ、清楚と野獣性、そんな相反する要素を
バランスよく持っていくのが、これ、コンサバの王道。
だからこそ、面白い、スタイリングの醍醐味です。
で、今年、どんなさじ加減がいいか、、
そんな視点でこの春のファッションを見ていて、お薦めしたいのが、
そう、ヌーデイ・コンサバ。
存在感のあるクラシックなフォルムにあえて透明感をぶつける、
まるで光をコーデしたようなのスタイルが、
素敵ではないでしょうか?

で、脳内コーディネイトしてみます。うーん、あ、あれあれ。

まずはワンピースは無地のプッチ。
プッチは、柄の偉大さに目を奪われがちですが、ピーター・ギュンダースに
変わってから、パターンそのものがグッとモダンになりました。
そんな彼のカッティングセンスを感じさせるのが、このワンピース。
中央の切り替えが、胸を高く、腰を細く、しかも足長に見せる効果満点。
ヒザ下丈なのに、コンサバになりすぎないんです。
その印象を後押しするのが、このこの肌なじみのよい絶妙ピンク。
新鮮なピーチのように瑞々しい印象が、年齢を問わず醸せるのは、
この色の効果もあるんです。たまらんなあ、、惚れ惚れ、、、。




$GO  NEXT  LUXE-プッチ



そして、更にお薦めしたいのが、こんな靴と合わせること。
こちらは、今季に本初上陸、エリザベッタ・フランキ・セリンビーの靴。
見た瞬間、「!!!!!」とツボをつかれました。
と、いうのは、白はそれだけで膨張色。甲を覆うパンプスだと
ど~したって、花嫁さん、看護婦さんなど、制服っぽい印象になるん
ですよね。でも、こちらは違います。甲のサイドをセクシーにカットし、
しかも、ゴールドのチェーンでモード感もミックス。今時コンサバで
合わないものはないでしょう。しかもデニムにだって合う、この万能さ!



$GO  NEXT  LUXE-エリザベッタ靴


そして、サングラスは、リード・クラッコフあたりのクリアもの、、、
http://japan.reedkrakoff.com/online/handbags/Home-17001-17500-jp?cid=P12211600002#/detail-view


ふふふ、これぞ、今のサバ!あ、魚じゃないです、コンサバの略です。


日本中の志の高いレディのご参考になれば、こんな嬉しいことはありません。

エミリオ ・プッチのワンピース ¥150,150(エミリオ・プッチ カンパニー 03-5410-8992)
エリザベッタ フランキ セリンビーの靴( ミズワン 0120-100-264)

人によっては軽薄なもの、、

寒い日はおこもりDVDに限ります。ひっきー、万歳です。
で、そのひっきー月刊の2月に出会ったのが、このDVD。
「Le jour d'avant」(コレクション前夜)というシリーズで、毎回パリコレの準備に
追われるパリのメゾンを、ドキュメンタリーで取材したものです。

私が見たのは、そのソニア・リキエル版。いっやあ、これが面白かった!

もう、かなりご高齢でしょう、ニットの女王と言われるソニア・リキエル。
椅子に座ったままでコレクションをチェックするのですが、その指示が凄い。
自分の孫くらいの年齢のメイクアップアーティストの「ナチュラルなメイクで」
という提案に、「いいえ、違うの、リップを、そう赤いリップをこんな風に、、」
と、隣のディレクターの女性の唇に赤いリップを塗ってみせたり、次世代のソニア
のメゾンを担うデザイナーに、「この胸のアクセントはいらないわ、、野暮よ」
といったり、、御年に関わらず、その感覚は健在。しかも、仕上がりは、これぞ
今のソニア!になっているのです。しかも、彼女自身も常にハイヒール。
高齢になれば、楽な靴もあるだろう、、若い世代への遠慮も引け目もあるだろう、、
けれど、あくまで女、あくまでソニア、な感覚は、もう迫力の域なのです。

そんなカリスマデザイナーのママを支える、ナタリーも凄い。母には余計な
心配はさせない、と財務だの何だの面倒くさいことを一気に手がけ、ショー
開始直前までのあらゆるアクシデントをなぎ倒していきます。
モデルが前日になっても13人不足!?、
ショー開始直前でランウェイのシャッターが上がらない!?、
ええい「それがどうした!」な女前な行動力は、惚れ惚れします。
そして、ショー開始、、
甘いパリジェンヌの夢のような時間、、笑顔、誘惑、輝かしい人生、、、

最後にソニアは言います。
「ファッションは人によっては軽薄に映るかもしれない、でもそれでいいの、何故なら
軽薄ささえ、計算されたものかもしれないから、、」
楽しく、華やかな世界を40年作り続けてきた彼女だからこそ言える、ファッションの
本質、、深い、深いですね、マダム、、。

私たちは、服を通して、人の美意識や努力等、エネルギーを買っているのかもしれません。
あらためて、ファッションっていいなあ、と思わせてくれるDVDです。






$GO  NEXT  LUXE-ソニア


このシリーズは他にもジャンポール・ゴルティエ、カール・ラガフェルド、プロエンザ・スクーラー
等もあります。





シルクでなくても

白いシルクのブラウスをさり気なく着る、というのは、いつの時代も
女性の憧れ、ましてや今年は、何年ぶり!?という程、白シャツが
コーディネイトのスタメンになっております。
長かったねえ、ブルペン生活、「ピッチャー交代、Tシャツと白シャツ!」です。
で、更に女らしさを狙うなら、コットンでなく、やはりシルク。
コットンはヘルシーな魅力、シルクだとセンシュアルな魅力、と訴えかけるものが
別物になる気がするんです。
で、シルク、と思うのですが、なかなか日本の高温多湿な風土では厳しいのも、
これまた事実。あっという間に変色、で何度痛い目を見たか、、、。
「でも、でもおおお」と脳内悶絶していたときに発見したのが、このステラ・マッカートニー
のブラウス。
お店で手にした瞬間は、ワンウォッシュしたシルクと思い込んでいました、
が、これがなんとポリエステル100%。
昨今の繊維の発達って凄い!、、これなら、多少の汗は気にならない!と即買いしました。

ステラ・マッカートニーは常々「コンフォタブルでないと、女性は綺麗に見えない」
と語っていますが、女性の本音をついた素材選びは、いかにもモダン、いかにも
ステラ。シルクばかりがリュクスじゃないんですね。
彼女のコレクションのように、要は着分けて、自分がリラックスする選択ができること。
それこそが、リュクスなんですね。
さあ、これ買ったら、次は、あの店のヴィンテージの帽子、と心の赤い炎が、ボ!




$GO  NEXT  LUXE-ブラウス



そんなステラ・マッカートニーの春・夏コレクションシーン。
コンフォタブルで、しかもスタイリッシュ!

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(Stella McCartney Spring2011 Presentation Photography by Sean Thomas)