響きが豊かすぎる。
「ツァラトゥストラ」ばっかり聞いてきたせいか、
僕の中でR.シュトラウス先生は、
哲学しながら音楽してる人です。
腹の底にどすっとくるような、深刻で哲学的な響き、
かと思えば目の焦点合ってないんちゃうかという程の甘美な響き。
哲学と快楽をミックスしたようなイメージなのです。
そういう響きとは、この曲は違った響きを持っていました。
他の曲は聞いたことないので知りません。
シャープなイメージが抑えられ、
静かな情感を持った、より人間の呼吸に近い音楽に感じました。
晩年に書かれた曲には、
作曲家自身の人生に対する結論が書かれているように感じます。
シュトラウス先生は、豊かな心を持って、
自分の人生を穏やかに見渡しながら、人間らしい最期を遂げたのでしょうね。
もしかしたら、そうあろうとしただけなのかもしれませんが。
自分の人生の目的と結論は
自分自身で見つけなければいけないけれど、
先達の出した答えを聞いたり感じたりすることは、
視野を広げる意味で、有意義なのかもしれません。
ライナーノートに、
『春の芳しさや春への憧れを歌った第一曲〈春〉を除いて、
第二曲〈9月〉、第三曲〈眠りにつこうとして〉、第四曲〈夕映えの中で〉の3曲は
いずれも人生への疲れや死を予感させるテキストが選ばれており、
聴くものの感動を誘う。』
と書いてありますが、
肝心の歌詞(日本語訳)がついてないですね(オイーーー
豊かな心を持ちたい。
いろんな音楽に触れて、感性を磨きたい。
そしていつか一筋の意志を持った音楽を作曲したい。
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