第九を聴いていて、
尊敬する二人の先生について思いついたこと。
苦難の対処の仕方。
ベートーヴェン先生は大きな苦難があると、
それが致命的なものであるかのようにのた打ち回り、
「クソったれ!」と悪態をつきながら立ち向かい、征服していく。
思い込みがすごく激しい。
だけど生きるための答えを激しく求めていく様子や、
その捨て身の姿勢が、
聴く人の心の防衛線を簡単に破壊して、
音楽がずんずん心に響いてくる。
特に第九は、その過程を描写した曲だと思いました。
聴いていて、体の芯に力が入る心持ちがします。
- ベートーヴェン:交響曲第9番
- ¥1,313
- Amazon.co.jp
シベリウス先生は大きな苦難があると
ぐっとこらえて咀嚼して、自分を大きくする種にする感じ。
外に出てくるものは、いつも穏やかな風のような自分。
きっと鬱になりそうになる自分と長い時間をかけて戦って、
自分を見つめ抜いて出した答えなのだと思いました。
特に後期交響曲などは穏やかさMAXです。
たまに鬱入りますが。
聴いていて、深くて大きなものに抱かれるような心持ちがします。
- Sibelius: Symphony No. 5 (Original and Final Versions)
- ¥1,871
- Amazon.co.jp
- Sibelius: Symphonies Nos. 6 & 7
- ¥2,058
- Amazon.co.jp