昨日も、素晴らしい音楽に出会えました。
ふと心のチャンネルにあった曲を聞けたとき、
深い感動を覚えます。
昨日はこれが、その曲でした。
高貴で、
豊かで、
そして寂しい。
そんな印象を受けました。
前半、
中音域の旋律に「ブラ4(の2楽章)!?」と一瞬感じましたが
時代的にこちらがオリジナル。
しかも下降と上昇の違いがありました。
豊かでたっぷりとした響きの旋律にまずドツボ。
(こういう類の旋律がたぶん僕は好みなんだと思います。
ブラ4もそうですが、
音を一つ一つ大切に、豊かに誠実に歌い上げることで、
悠然とした情景とともに、
苦労しながら、一つ一つの曲を誠実に作り続けて、
後の作曲家たちがはるか見上げるような
先生の境涯を見るような思いがします。)
後半では、
戯れるような、
別れを告げるような、
言葉少なな旋律が、切ないです。
もともと15番を聞きたくて購入したCDにカップリングで入っていた曲なので
これまで全く聞いてなかったのですが、
聞いてみると、本当に素晴らしい曲であるのが感じられました。
15番は映画「敬愛なるベートーヴェン」で登場した曲で、
そのいきさつがあまりに印象的だったので、その勢いで購入。
こちらも、本当に素晴らしい曲です。
15番も16番も、死に際くらいに気の知れた友人とアンサンブルしてみたいです。
僕は弦楽器弾けませんが・・・。