僕の好きな食べ物は餃子です。
これは子供の時から変わりません。
変わったのは、それにビールがついたこと。
一般に、味の好みは、歳を経るごとに変わると言われます。
原因として、体が欲するものが変わる、というのが一番の理由だと思いますが、
それに加えて、感性が変わるからだと愚考しています。
それと同じかどうかはわかりませんが、
音楽の好みが、少しずつ変わってきました。
もともと交響曲からクラシックを聴き始めたので、
交響曲大好き人間です。
今も大好きですが、最近交響曲の豊かな響きが「豊か過ぎて」
身を入れて聴けない時があります。
そんな時に手を伸ばしたのが、ブラームス後期ピアノ作品集でした。
ピアノも響きが豊かな楽器ですが、マーラーのシンフォニーなどを聴いてきた
自分にとっては、なかなか手が出ない領域でした。
前々から知っていた曲だったので、試しにCDを購入。(ピアノ:アファナシエフ DENON)
ドツボでした。
これほど豊かな響きが出る楽器だと、初めて実感しました。
なにより、ピアニストの誠実な弾き口に共感を覚えました。
1週間程、エンドレスで聴きました。
(特に、「6つのピアノ小品集」の第2曲、第5曲がツボ。
第2曲は実際に練習中。本当に素敵な曲です。
第5曲は僕の葬式で流してください。)
話しは変わりますが、
僕が所属する研究室のボスは、クラシック愛好家です。
(ボスの部屋には真空管のアンプが置いてある!)
時たま音楽のお話をする時があるのですが、
大昔はマーラーの交響曲とカラヤンの大ファンだったそうな(組み合わせの種族違う)。
今は専らハイドンやモーツァルトの弦楽四重奏などをお聴きになっています。
曰く、「シンプルで素朴な音楽しか受け付けなくなった」とのこと。
自分も年取るとそうなるのかな、と考えましたが、
やっちまいました。
ハイドン 弦楽四重奏 「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」
CD買っちゃった。(クイケン弦楽四重奏団、DENON)
イイですb
ライナーノート曰く、
「この曲は作曲当時から4つの版があったが、オリジナルはオーケストラ。
その後弦楽四重奏、ピアノ、オラトリオ版に編曲された」と。
驚いたのは、オーケストラ版を特に聴きたいと思わなかったこと。
交響曲大好き、オーケストラ音楽大好き人間が。
思い込みも入っていますが、
これは、趣好が、乱暴に言えば感性が変わってきている事なのだろうと感じました。
それ以外の原因としては、「聞かず嫌い」な曲が多かったこと、
音楽の聴き所(メロディー線・演出重視から響き重視に)が変わったこと、
が考えられます。
聞かず嫌いは致命的か。
素晴らしいと呼ばれる有名な曲でも、
自分にとっては未だに退屈でしかない曲はたくさんあります。
自分の感性がその音楽に追いついた時、ドツボるのだろうと考えています。
すでに感動した人がいるのだから、間違いない。
それでもしばらくはオケ音楽メインだと思います・・・。