昨今、カイロプラクティックアジャストが危険であると
主張する動画などがあり、カイロプラクティックを
否定する様なものが出てきている。
その主張は、椎間板は垂直方向には強い耐性を持つが
回旋する様な捻りには弱く椎間板を損傷させる可能性が
高いと言うものである。
確かにボキボキ動画など見るに耐えられない危険な
やり方をしている方も多くお見えなので、その主張にも
頷ける所もあるのは否定できない
しかし
本来のカイロプラクティックは、リスクマネジメントの
上に成り立つものであるので、アジャストメント以前に
評価して安全を判断して行われるものである。
事前の評価無しに、ズレてますからの様な施術は、
カイロプラクティックでは無いのでその辺りは理解を
お願いします。
以下、カイロプラクティックの椎間板に対する考え方
を大学の教科書から抜粋してその安全性を知って欲しい
因みに、前出の危険だと主張する方の垂直方向に
椎間板はは強いとの主張も間違いかもしれません。
椎間板は中央部が1番弱くシュモール結節などの
障害が結構あるそうです。念の為
カイロプラクティックテクニック総覧
D.Peterson / T.Bergmann
竹谷内宏明 監訳
によれば
椎間板の中のもっとも張力に強いのは、前方と後方の
部分でもっとも弱いのは中央部分である事が、研究に
よって証明されている。
椎間板に捻りの力が加わったとき、水平面と長軸面に
剪断力が生じる。したがって、脊椎においては、長軸と
垂直に交わる水平面に剪断力が作用する。
捻りの力、すなわち剪断力は、損傷を引き起こしうる
因子である事がわかっているが、正常な運動では、
腰椎の椎間関節が、椎間板を過剰な捻りや剪断力から
保護している。
側臥位マニピュレーションと椎間板
側臥位回旋アジャストメントと腰椎椎間板損傷との関係
については、なおも真剣な議論が続いている。
この議論は主に、2つの相反する解剖学的仮説と
生体力学的仮説に基づく理論的対立である。
そのひとつは、側臥位テクニックから生じる捻りの
剪断力によって腰椎の椎間板が損傷するという説で
あり、もう一つは、腰椎の椎間関節によって回旋が
制限されるので、椎間板に捻りの負荷は加わらない
と言う説である。
中略
しかし、この回旋によって椎間板が損傷するという
説は、近年の多くの研究によって不利な立場に立たされ
ている。
Farfanらの結論に意義を唱える研究者たちは、回旋が
随意筋の活動によって生じ、椎間板に加わる負荷は
比較的小さいので回旋による捻りだけで椎間板の変性や
ヘルニアが起きるとは考え難いという。
彼らがおこなった実験では、脊椎の後方成分、とりわけ
椎間関節と靱帯が捻りへの抵抗に重要な役割を果たして
いるという結果が示された。
腰椎の椎間関節は、ほぼ矢状面上に並んでおり、
互いにロックがかかることで回旋運動を制限している。
腰椎全体の回旋の生理的可動域は10°〜15°程度で、
各関節は、2.5°ほどしか動かない。腰椎の関節面は
狭く、分節を3°動かすと関節軟骨が6割程度まで
圧縮される。
回旋可動域の終点では、関節面から水分が押し出される
ことになるので、関節軟骨の厚みがへるのである。
椎間関節が衝突すると、繊維輪にかかる張力は負荷の
4%以下におさえられるので、椎間板は守られる。
繊維輪の繊維にわずかな亀裂が入り始めるのは軸回転が
3°(4%の負荷)を超えるときである。
肉眼でも確認できる様な亀裂は、12°まで回転しないと
入らない。
カイロプラクティックで行われるのは関節の方向即ち
矢状面に対するアジャストメント(後ろから前方向)
なので、過剰に捻るのが目的ではありません。

