母は私が選ぶことに、よく「ダメ」を出した

母が勧めたものを私が断ると
罪悪感を抱くような捨て台詞を吐き
私が気に入ったものや、新しく始めようとする事には、いちいちケチをつけた



食べ物を断ると
「こんなに美味しいのに食べないの?
もったいない、損するよ」

髪型を変えれば
「その頭に、いくらかけたの?」

他人からプレゼントをもらって喜んでると
「そんなに良い物には見えないけどねぇ…」

うまくいかないと
「だから言ったじゃない」



おかげで私は「嫌」も「好き」も上手に言えなくなった
何をするにも「これは母の了解を得られるか?」と無意識に考えていた気がする。

イヤな事を断って良いと知らないから、いろいろ無理をした。

自分が選ぶ物に自信が持てず、何を買っても大事にできなかった
なのに、手に入れれば何かが良くなる気がして、どうでもいい物をたくさん買った。

自分が人から求められるわけがないと潜在的に思いこんでいて
友達ができて嬉しいのに信じられず、だいぶ拗れたことをしてきた。



好き嫌いに評価は要らない
失敗に「そらみたことか」と言って何になる?

子どもの好き嫌いを認めるだけで良い

「それが好きなんだね」
「嫌なんだね」
「嬉しいね」
「悔しいね」

それだけで安心して、満足して、少しずつ前に進める。

「失敗してほしくなかったから」と母は言うが、違うと思う
私に失敗する権利があることを、母が知らなかっただけだ。