損切りの考え方は逆張りと順張りでは真逆になります。
逆張りは底を取ろうと下がったところで買います。
俗に言う、落ちるナイフを掴みに行くわけ。
だから買って下がるのは承知済み。
当然、下がる想定で買うんだから打診買いから入る。
で、下がればナンピンして単価を下げつつ株数を増やしていく。
なので、逆張りに何%下がったら損切り、なんてルールは有り得ない。
順張りは上昇している株を買う。
それはさらなる上値があるという想定だ。
右肩上がりを継続している株なので株価は天井圏。
その思惑が外れて下がってしまうんだから、損切りは早いに越したことはない。
5%下がったら損切りのルールも必要になる。
なんせ株価は天井圏。下がりだしたらボラも高い。
あれよあれよじゃ堪らんわな。
で、こういう順張りでナンピンなんぞをやっては火に油。
絶対やっちゃあかん行為だわさ。

ちまたで言われる損切り推奨とナンピン否定は、こういう肝心な部分が抜けてるんだね。
損は小さく、と言って早目の損切り推奨。
火に油はあかん、とナンピン否定。
反面、利益は大きく、と早目の利確を否定。
1勝99敗でも勝てる、と一発大穴狙いを推奨。
こんな教えは一般庶民的な個人投資家には向かない。
私の経験からはトータルで勝てるやり方が正しい。

損切りしたきゃすればいいし、一発大穴狙いたいならやればいい。
肝心なのは、そのやり方で年間プラスか否かだよ。
数年やって総資産が何%増えたか?だ。
億を稼ぎたいなら相応のリスクを承知でやればいい。
失くしていいお金なら思い切り大勝負すればいいんです。
でも、一般庶民的な個人投資家はそうではありませんね。
コツコツでもいいから利益を出したい、ということではありませんか?

私は競馬が好きです。
が、外れてばかりじゃ面白くない。
当たれば少しの払い戻しでもうれしい。
楽しく続けようと思うのなら、1勝99敗じゃダメだよね。
99勝1敗で薄利になっても、その方がいいのでは?

ちまたには株の情報が溢れてる。
稼ぎたい、儲けたい、増やしたい、この気持ちは誰にもあるもの。
しかし、簡単にできると思ったら大きな間違い。
たとえ簡単にできたとしても、簡単に失ってしまうものでもあるのです。
まずは一度、自分の頭に入れて消化し、使えるのか使えないのか考えること。
プロが言うことは大概は順張り派の立場から。
逆張り派なら、株ブログの良心的な人の話の方が役に立ちます。

私個人の損切りの考え方は

1、思惑が外れた場合
2、下がると読んだ場合
3、現金ポジションを増やしたい場合
4、他に良い株があり乗り換えたい場合
5、その企業に嫌気がさした場合

思惑外れては色々とある。
減配なんかもそう。
決算が良いと思ったらダメだったとか。
2と3は、いずれも後で買うため。
乗り換えは大概は相場が急落暴落の時なので、結果として損切りになることが多い。
嫌気、これも色々とある。
減配どころか一気の無配転落。
増資売り出し理由が借金返済。
業績上がったのに減配。これわけわからん。

基本的には損切りは大嫌い。
なるべくなら粘ってでもやれやれ売りしたいw
できるなら、損切り後は底で買い戻してリベンジしたい。
意外と執念深く根に持つタイプww
負けた銘柄は絶対忘れないもんね。