クアラルンプールから車で3時間くらい走った山の中(というか上)にキャメロン・ハイランドがある。高速を下りてからつづら折りの道がつづくので、だいぶ遠くに遊びに来たぞー、っていう気分。それに、日本に比べると「山の中にある観光地」というものに乏しいマレーシア。久しぶりの旅行気分に自然に気分が浮き立ってくる。らりほー。
お、途中に滝まである。
マレーシアに来て澄んだ水の川を初めて見た気がする。
でも、きっと雑菌ウヨウヨなんだろうなあ・・・。くわばら。
しかし、滝の周りに店をつくって商売を始めるのんは
万国共通なのね。日本同様、あんまし購買意欲をそそられないけどね。
そんな滝を過ぎて、さらにウネウネ道をひた走る。どんどん高度が上がるので段々酸欠気味に・・・という程の高度じゃないけれど、なんと涼しくなってきた。あれ、熱帯だよな、ここ?
そのまま走り続けること小一時間、ついにタナラタの街に到着。寒い!小雨まで降って、まるでマレーシアじゃない。そう、日本に軽井沢があるように、マレーシアにはキャメロン・ハイランド。イギリス人達が「クアラルンプール、マジ暑すぎ~」とウダった結果、開拓したのがココ。当時の交通手段を考えると、だいぶかんばっちゃいましたね、イギリス人。
このため、この街は「英国風」を目指している建物が多くある。かなり無理がある
のから英国から移築したのかと思われる本格的なものまでバラエティー豊富。その中で「本格的」に属する本日のランチ目的地、キャメロン・ハイランドリゾートに到着。
カフェの開店まで少し時間があったのでホテル内をふらふらと歩いてみる。タイのシルク王、ジム・トンプソンが失踪して行方不明になったのがココ、キャメロン・ハイランドと言われている。その関係か、ジム・トンプソンの店がある。相変わらず高いなあ。
カフェのソファーで休んでいると「日本からいらっしゃったんですか?」と日本語で声がかかった。あれ?振り返ると20代と思われる男性が立っている。なんとこのリゾート、日本人が常駐しているのだ。話をしたところによると「もう半年以上、タナラタから下に下りてない」とのこと。考えられん。タナラタには日本食を筆頭に日本に関わるものはおそらく皆無。これにはアタマが下がりました。エライよ、お兄さん。ワシには真似できないねえ。
そうこうしているうちにカフェ開店。まあ、ホテルだし・・・ということで余り期待しないで適当に注文。特に寒いのでスープを追加。で、待つことしばしスープが到着・・と、お?パイ包みだ!ミネストローネを頼んだだけなのに。さあ、一口・・・。・・・・・・・・うまーい!!!!!
なんだこれー。
ここ、本当にマレーシアか?
予想外にうまいスープに泣きながらサンドイッチも完食。
うーん、これは予想外の収穫。5つ星ですな、このカフェは。
お兄さんに見送られながら、さらに高原の奥にあるというティーガーデンを目指して再度、ドライブ開始。天気がよくなってきたのでだいぶあったかくなってきた。よかったよかった。あたりが茶畑だらけになって静岡っぽくなってきたあたりで、本日のメイン・イベント Boh Tea Centre に到着。
この写真わかります?下のほうに平行な線として見えている建築物がティーハウスの建物。周囲の山の木が全部切り倒されて茶畑になっていて、その谷合にこのTea Centreがあるんですな。なので、風が強い。ティーハウスは一面ガラス張りだけど、うまく風を逃がせるように窓が工夫されている。おかげでティーハウスの中にいても風がぶんぶん。落ち着かないぞー。
このTea Centre、つまりはイギリス人がつくった紅茶のプランテーション。そのせいか、ここにはインド系の従業員が多い。多分、労働力として連れてこられた人たちの子孫だろうな。また、紅茶工場なるものがここにはある。初めて見たけれど、こんな機械がある。
初めて見たけど「茶もみ機」とても言うのか。「新月の晩に乙女が茶畑に出て手づから・・」というのはどうも太古の昔の話で、イギリス統治時代にはこの機械が稼働していた模様。あたり一面には紅茶の香りが強く香っていて、紅茶好きな私には中々シアワセな空間。帰りにこのプランテーションでつくられた Boh Tea を購入。この紅茶は渋みの少ない紅茶で優しい味わい。残念ながら日本ではほとんど手に入らないらしい。
紅茶に魅せられた我々、Tea House のハシゴを敢行。次に行ったのがココ。写真の木の下あたりにTea House があるのが見えるかな?
ここもすごく風が強い。キャメロン・ハイランドは紅茶の生産に最適な条件をきちんと備えている世界でも珍しい土地とのこと。一番難しいのが「熱くて年中雨が降ること」らしい。そんなん、熱帯行けば大丈夫・・・と思うでしょう?熱帯には「雨季と乾季」があるんですね。でも、マレーシアは雨季と乾季がタイとか周辺国ほどはっきりしていないし、キャメロン・ハイランドは常に雨が多い。これが良い紅茶をつくってくれているらしい。
だいぶ長くなったので、このあたりで後半につづく。