夢
私は、「夢」という言葉は、希望に満ち溢れた言葉の代名詞として使われるものだと思っていました。
とある、高校三年生の詩の一部です。
改めて読み返してみると、青春の葛藤のど真ん中。
「夢」
私は、夢を見ていました。
幸せ・・・・・・だけど苦しくて悲しい夢。
目が覚めたとき、どうしよもなく、
胸が苦しくて、涙が出た。
夢だとわかっていても、
その時間が自分にとってすごく大切な時間で
失いたくなかった。
夢を見るたびに、欲張りで、我ままになっていく私。
自分が嫌で仕方がなかった。
いろいろな葛藤の中で涙を我慢すること、
気持ちを抑えること、・・・・・・疲れた。
夢が現実になればいいのに・・・・・
苦しくて悲しくても・・・・
それがむりなら、
せめて、
目覚めることのない夢を
ずっと見ていたい。
私は、彼女を知っています。いつも明るく気丈に接しています。
やはり、心の中では、こんなにも、自分の気持ちを抑えながら生活しているんだなぁ
と、感じました。
高校三年生。 青春の心の中を垣間見た気がしました。
今日の一句 「ひとつ」
ひ 広かったり、狭かったり
と 遠回りもしながら
り 続いていく一本の道