「しずく」
[音のしずく]
子供たちは、心の中に一人ひとり違った色の美しいスポンジを持っています。そのスポンジは何でもかんでも吸い取ってしまいます。
透明なしずくをあっという間に吸い取り、より鮮やかに自分色に染め上げ、スポンジも大きく育っていくのです。でも、そのしずくが濁っていたら、スポンジもたちどころに濁ってしまいます。いろいろなしずくをたくさん吸い取って、子供たちの心はそれぞれの色に大きく成長していくのです。
島国の日本には、山・川・海などの自然の美しさ、また、四季の移り変わり、日本独自の行事など、童謡の題材が豊富です。そんな日本を歌った子ども達のための童謡の数は、海外にも誇れるそうです。
そして、童謡のよさはなんと言っても、親子三代笑顔で歌えることではないでしょうか?でも、歴史があるだけに、時代のずれや古さを感じて、歌われなくなった歌も多くあります。でも、子供たちのスポンジは、真っすぐにその歌の温かさや、やさしさ、悲しさ、楽しさを吸い取ってくれるのです。しずくが透明で美しいものである限り、私たちが大人の考えで選んでしまうのではなく、出来るだけ多くのしずくを振りまいていきたいと思うのです。
見事に大きくなったスポンジから、また次の世代へ振りまかれ、受け継がれていくことでしょう。