音楽療法についての講演会?? | Gonちゃんの玉手箱

音楽療法についての講演会??

って言うか・・・・・「音楽療法」の説明会?って言った方がよいのかな?

実は今日、その日である。っていうか・・・・その日だったのです。

っていうか・・・・・????という言葉はあまり好きではないが、ついつい使ってしまった。


で、昨年長女の高校の卒業論文を使って説明することにした。


.はじめに

私が卒業研究にあてたテーマは「音楽療法~音楽療法の効果~」である。このテーマに設定した理由は、第一に、父が音楽療法師だという影響を受けたからだ。幼少時代に父が老人ホームや幼稚園などの施設に行くのについて行き、利用者やたくさんの人々の前で楽しそうに演奏し、ふれあいを持ちながら療法を進める父の姿を何度も見てきた。私は、そんな父をとても尊敬している。父は人前で話すだけでなく歌を歌ったり、楽器を使い演奏をしたりしているが、私は人前では緊張して発表など、まともに出来ない。父は素晴らしいと人だ。人間は人それぞれだが、父と同じ血が流れていても、私にはない能力や常識、知識をたくさん持っている。私も、父のようないつも周りから頼られ、信頼される人間になりたいと心から思っている。第二に、私は将来目指している職業が看護師だからだ。看護師は色々な人々とふれあう仕事なので、身近にある音楽を利用して人の心を癒したり、落ち着かせたりすることの出来る「音楽療法師」という仕事を知りたいと思いこのテーマを立てた。そして、この二つの動機から音楽療法のことについて調べていこうと思う。これから音楽療法師の仕事内容を調べ、音楽療法の効果を主に調べていきたいと考えている。

この卒業研究の目的は、一般の人々に音楽療法について少しでも知ってもらい、興味を持ってもらうことだ。そして、音楽療法の良さを見つけてもらいたい。私は、これから音楽療法を狭い範囲から広い範囲に広げ、たくさんの人々に知ってもらいたいと思う。

この研究に立てた計画は、一つ目に、音楽療法についてインターネットや本などで調べたいと思う。二つ目に、夏休み中にフィールドワークを行いたいと考えている。

フィールドワークでは、音楽療法師の方と一緒に施設を訪問させて頂き、施設の介護者さんや患者さんにインタビューやアンケートに答えて頂き、研究の資料にしていきたいと思う。

.仮説

 この研究に立てた仮説は、「音楽療法を受けることにより、心身の維持・改善ができる」である。この仮説を立てた理由は、動機でも述べたように幼少時代に施設を訪問させて頂いた時に、私も音楽療法に参加させてもらったのだが、療法中の患者さんの表情は明るく、笑顔の方が多かったのを覚えている。このようなことから、音楽療法を受ける患者さんは、音楽と触れ合うことが好きで、音楽療法が好きなのだと私は感じた。そこで私は、音楽療法は患者さんの心身の状態は悪化することはなく、良好になるのではないかと考えた。音楽が患者さんの心身に良い影響を与え、病気の維持・改善が出来るのではないかと思いこの仮説を立てた。

.調査方法

仮説検証では、音楽療法師とともに施設を訪問させてもらい、音楽療法を患者さんと一緒に体験させてもらう。そして、音楽療法体験後に、音楽療法師・介護者さん・患者さんにインタビューを行い、施設側にはアンケートにも答えてもらう。まず初めにインターネットや本で調べた音楽療法についての事を述べる。

.仮説・調査結果

・音楽療法の歴史

原始時代から音楽は「精神に働きかける魔力をもったもの」とされ、宗教儀礼や治療法的適応手段としての役割を持っていたといわれている。古代エジプトでは、すでに職業楽師が存在し、宮廷や宗教儀式などで音楽や舞踏が重要な役割を占めていたといわれており、エジプトに影響を受けて発達したのが古代ギリシャの音楽である。楽器は金管楽器や羊腸弦の堅琴のような楽器が使われており、「良い音楽は人間の徳性を養ううえで不可欠」という考えが広がっていった。そして、中世に入ると、ヨーロッパの音楽や文化はキリスト教の精神に大きく影響を受けて発展していき、その後、アメリカでは1950年に「全米音楽療法協会」が、1971年に「アメリカ音楽療法協会」が設立され、1998年に両団体が合併し「米国音楽療法学会」が設立された。もう一つの先進国であるイギリスでも、19世紀末頃から療法としての音楽の活用に目を向け始め、1958年に「音楽療法治療音楽協会」が設立し、1976年に「職業音楽療法士会」を設立された。わが国日本では、1995年に「全日本音楽療法連盟」が誕生し、翌年の1996年に「全日本音楽療法連盟」認定の音楽療法師98名が誕生し、それから音楽療法師達の活動が全国へ広がり、音楽療法が広がり始めたというのが、音楽療法の生い立ちである。

・音楽療法師について

音楽療法師の仕事は、心を癒したり、過去を振り返ることで心理的作用に訴え、また、体や頭脳を使うこと、楽器に触れること、声を出すことなど、直接自分自身で行うことで機能的作用に訴えることが、脳にとって良い刺激となり、脳が活性化されることを治療として役立たせることが主な仕事である。

音楽療法師の資格は、音楽療法のカリキュラムのある大学や専門学校で学ぶ、音楽療法関連のセミナーに参加する、医療機関、福祉施設、養護学校で臨床経験を積むなどを行うことで音楽療法師として必要な知識や技能を身につけることが第一歩である。音楽療法師といっても、国家試験が今現在、まだ認定されていない状態なので、資格は正式には、日本音楽療法学会の正会員となる必要がある。音楽療法活動の臨床経験が3年を超えた時点で音楽療法学会に申請し、審査を経てから正式に音楽療法師として認定される。音楽療法師に求められることとして理論的な知識を持ち豊富な実戦経験などがあげられるが、最も大切なことは、“人の気持ちや物事の状況を理解・判断すること”を意識し行動することが求められているのである。では、次に音楽療法師が行う音楽療法について調べたことを述べる。

・音楽療法とは

  音楽療法とは、音楽の持つリラクゼーション効果(心身を癒し、体を温め、老廃物やストレス・疲れを流しスッキリする)や特性を生かして人の心をゆったりさせたり、精神的、身体的(体や筋肉、神経など)、社会的(人間関係などの社会性)、健康の回復などを促すことを意図的にしようする治療法と基本的にいわれている。主な対象者は、身体障害者、精神障害者、肉体的障害、メンタルヘルス、痴呆症、自閉症、認知症、一般社会人、学童、幼年期などの人々が多く見られる。音楽療法というのだから、その療法の効果などを問われることが多いのだが、対象者のほとんどの人に、すぐに効果や変化が表れるのではなく、長い時間をかけてゆっくりと療法を行い、その人にあった改善の糸口を探しながら待ち続けることが大切である。

治療目的は、患者さんが持っている病気の症状に働きかけ、症状から解放させるということである。目の先にある問題を解決するために実践され、深い洞察や無意識的要素には触れることはない。音楽療法を通して社会的な交流や触れ合い、他のひとへの意識を持つこと、妄想から気をあおらすこと、現実感覚の維持、衝動のコントロールをして余暇時間の健康的な使い方などを獲得していく。

音楽療法を行う場所もさまざまで、重度心身障害児、障害者の入所施設や、病院、学校、幼稚園などで集団セッションを行うこともあれば、クリニックや地域の中での個人の療法を行うこともあり、幅広い地域で活動を行っている。

 

音楽は、水や空気のように人間にとってはなくてはならないものになってきている。それは、人によって大切に育てられた、誰にも親しみ深い非言語的コミュニケーションなのだ。言葉のようにはっきりとした、限られた意味を持たないので、時には深く、あるいは広く曖昧さを持って人の心へ響きわたる。

音楽を使用し、援助を求めている人々に関わる目的や方法は、その時代の影響を受け多様化されてきている。今現在音楽が与える影響とは、心を静めたり、癒したり、気持ちのよい気分にさせたり、人間に与える作用、新陳代謝、血圧、脈拍、筋肉エネルギーなどに変化をもたらしている。それだけでなく、気分の変化、幻想的、知的側面の刺激をあげ、身体と生理的機能にも影響されてきている。音楽療法はこの音楽の特性を生かし、そして、流動的な部分と普遍的な部分を合わせ持ってこそ、人々のために貢献することができるのである。

 音楽療法には2つの方法がある。1つ目は、受容的音楽療法である。これは、音楽を聞くことによってなんらかの療法的な効果を得るというものだ。例えば、音楽から発している振動が与える影響を利用する方法やリラクセーションのために音楽を使うもので、ストレス軽減のための音楽鑑賞、音楽を聞いて回想をする方法などがある。二つ目は、活動的音楽療法である。例として楽器を演奏する、歌うこと、そして楽器や歌、動きによる即興演奏や即興表現などがある。どの方法が良いかは、音楽療法師の判断に任されている。例えば、その人に及ぼす音楽の機能を効果的に適応するために、音の質や量、音楽のジャンル等を考察し、方法を決めたりする。

・種類

  音楽療法の種類には、個人音楽療法グループ(集団)音楽療法という二つがある。個人音楽療法とは、心身の機能レベルの極端に低い人、精神的な混乱がひどい人や鬱傾向のひどい人でベッド生活をしていて車椅子に乗せられない人、ガンなどの末期症状で、グループの中へ入ることが難しい状況の人に音楽療法師と対象者のマン・ツー・マンの関係とその人に対する専心的な取り組みを提供するというものだ。マン・ツー・マンのセッションでいつでも対象者の精確な機能レベルに焦点を当てていくことで、何らかの効果が得られ、心身の状況に変化が見られたらグループ音楽療法への参加を促し、様子を見ていくというものである。個人音楽療法の利点として考えられることは、対人関係の難しい対象者とマン・ツー・マンの交流関係は比較的スムーズに、また確かな効果が得られる。実施場所で最適な場所は、周りの差し障りがなく対象者が集中できるところであればどこでも簡単に行えるものである。

今現在の日本で行われている音楽療法の多くは、グループで行われていることが多い。グループ音楽療法とは、グループを一つの社会としてとらえ、グループ内でおこる様々な出来事を利用することによって得られる、心理的・社会的・身体的な効果が大きく期待されている。もしこの療法が適しており、成功の可能性があるのなら、明らかにコスト効率のよいサービス提供の方法であると言える。例えば、仲間と一緒にいて共に何かをするときに、所属感や連帯感を体験し、協調性も育つ。また、それを成し遂げたときには達成感も得られる。嬉しいことや悲しい気持ちを共に分かち合えること、励まし合うことから満足感や安心感が得られ、自然な形で会話を促進することになる。このような体験を繰り返したとき、高齢者自身が他人に受け入れられたと感じとり、自己愛(自分自身を性愛の対象とすること)が高められていくのである。その結果が自身回復につながり、自発的に何かやりたいという気持ちで湧いてきて表情も明るくなる。施設での生活は単調になりやすく、刺激が少ないので、たとえ多人数でも音楽を楽しむ時間が必要なのだ。このことを実現できる療法はグループ音楽療法が最適である。実施場所は、まず静かで人があまり出入りしない落ち着けるところを選び、空間は広すぎず狭すぎずない部屋が適しているのである。


こんな感じで、長々と綴られている。

スゴイ学校であるが、彼女にとっては素晴らしい経験が出来たと思う。

私が大学で学んだ以上の成果が出たのではないかと思っている。

こんなにがんばって作った論文なのに・・・・・・

という事で、私(父親)が利用させていただきます。

娘よ、ありがとう。