「朝晩のスキンケアの後、はーやれやれやっと終わったと肌の方が感じているのに気づいて、スキンケアする自分にばかり意識を向けていてスキンケアされる側の自分の感覚を全く認識できていなかったことにびっくりした」という話です。



長年の試行錯誤の末、今私は


拭き取り化粧液(コットン)

導入美容液(素手)

化粧水(素手)

乳液(素手)


という4段階のスキンケアを

毎日朝晩、洗顔後とお風呂上がりに

行っているのだが、


ある日、その工程が終わった後に

さんざん手をかけたばかりの肌が


はーやれやれやっと終わったと

残業上がりのような解放感を

感じていることに気づいた。


いや、なんで!

たっぷり保湿して

気持ちよく潤ったとこでしょうよ。

実際ちゃんともちもちの

よい状態になっているのに(当社比)。


スキンケアはこすっちゃだめ、

やさしくやさしくというのは

頭では充分理解しているけど、


私の場合、それは

じっくり時間をかけて肌を労る

至福のリラックスタイムというよりは、


できることなら関数化して

実行命令ひとつで秒で終わらせたいと

毎回毎回必ず思ってる(本当に)、

でも工程はこれ以上絞れない

必須の業務。作業。

サボるとその分のツケが

間違いなくちゃんと来る

逃れられないルーチンワークだ。


そんな意識が

無意識のうちにどんどん

作業を雑にする。


押さえる手のひらにぐいぐい力が入って

お客様(顔)の不満も気づかないまま

はい次!はい次!はい終わり!

みたいなスピード命の単純作業に

なっていたわけだ。


それに気づいたので、

その次の業務(スキンケア)のときは

お客様(肌)の感覚に意識を向けてみた。


そしたら、お客様はやはり

一回一回手が離れるごとに

ふーやれやれとなっていた。


がんばってるし

全然だめってわけじゃないけど

押さえる力が強すぎるし

手つきが乱暴すぎ。


がーんとショックを受けて、

スキンケアする側は反省した。

そして手のひらで押さえる一回ごとに

される側の感覚を意識したら、

その反応を認識できるようになって

フィードバックできるようになり、

力加減を調節できるようになった。


おかしい?

する側もされる側も私だ。

なんだこの一人芝居。


でも本当に、される側の感覚を

ほとんど認識していなかった。

スキンケアをちゃんとしっかり

最後まですることに必死すぎて。


意識しなければ、

自分が感じている感覚って

気づかないものなんだなあと

びっくりしたのだった。


でも、気づけば意識して認識できるし

マイナスは対策して

プラスに変えられる。


気づかなかったことに気づき、

感じなかった感覚が

感じられるようになった

大変おもしろい体験だった。


昔、手のひらを合わせて

右手が左手を、左手が右手を

感じている感覚を

同時に認識するのって難しいなあと

思ったことを思い出した。




ここからは全くの余談。


毎日毎日同じ事を同じ手順で

必ずやらなければならない

この世の理に

私はかなり早くから絶望していて、

何ならお風呂とかメイクとか

もう本当に

本当に本当に


どうにかならんのかと

本気で毎回思っている。


そんな私が

プログラミングに出会って

一度がんばればもう同じ苦労を

二度としなくていい素晴らしさに

感動してのめり込んだのは

当然のことだったと思う。


一文字違えばエラーになる

融通のきかなさも共感できる。

短くわかりやすくと

工夫して作り込むのも

(切実に後の自分のために)

余裕があるときは楽しかった。


今はごりごり書いてはいないけど、

知識は何度も役に立っているし、

考え方とかいい勉強になったなと思う。


おもしろいから、

これから習う大人も子どもも

楽しんでほしいなと思う。


もれなく関数化できない現実に

絶望することにもなるけど。