~桧と杉で造った水屋箪笥に漆を塗っています~
中塗りが終わって、ようやく【上塗り】の声が聞けるようになりました
下塗りから中塗りのときと同じ準備作業を、特に注意を払って、上塗り前の段取りをやっております。
先ずは、中塗りした漆の面の【研ぎ】をしています。
水で濡らしたやわらかい炭で下地を研ぎ破らない(研ぎ過ぎると下の黒が出てくる)ように加減しながら研ぎます。
研ぎます、、、、
研ぎます、、、、
炭が吸い付いてる、、、、、
建具など小さくて細かい部分は刷毛やブラシを使って水で濡らしてから研いで、、、、
建具や桟も研いで、、、、
水屋の枠の横側の桟も研いで、、、、
引出しや建具の板も研ぎ終わりました。
部屋の掃除も今回は念入りにして、、、、
天井の水拭き
白壁の水拭き
建具の水拭き
ムロの中も天井から床まで水拭き
水拭きの後は、粘着布でもう一度サッと拭きます。
床も同じように拭きます。
そして、
主人に移動してもらいながら、ここも天井から床まで置いてあるものほぼできる限りの掃除をします。
それでも必ずチリは上から落ちてきます。
漆を塗ったすぐにチリは専用の物を使って拾いあげることは出来ますが、ムロで漆が乾く間に歩いて引っ付いた蛾はどうすることもできません!
もう一回、塗り直しです
研ぎ終わったら水拭きで研ぎカスなどを落として、上塗りの面をきれいにして準備しておきます。
次はいよいよ上塗りです❣
塗る直前に漉紙(こしがみ)で漆を漉す作業をします。
塗る前の段取りがいろいろとありますが、、、、
ほとんど、【塗って】【研ぐ】の繰り返しの漆塗り、、、、その一つ一つに神経を集中して、 根を詰めた作業をすることが多いようですね。
塗って、研ぐ、、、、そのための段取りも多いようですね。
最後まで御覧いただきありがとうございました🙇