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 弁柄塗りが終わったので、柿渋を塗ります。



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 渋は、臭いです。柿渋を塗る必要性は何?



 弁柄の色止めだそうです。



 ニスと違い半分固まって半分固まらないのが良いそうで、木が適当に水





分など取り入れたり放出したり、呼吸できることが大きな利点のようです。



 また、木の繊維の中によく浸透して、木の伸び縮みに対応できるそうで





す。





つまり剥がれたりしないということなんですね。



 ペンキやニスを使わずに、わざわざ、昔からの材料を使うのは、こう言う





意味があったのですね。



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  渋を塗ると、ツヤが出てきました。



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渋で弁柄をおさえ、乾いたら、さらに油をたっぷり塗ってしみ込ませます。



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 油がよく木地にしみ込んで馴染んだ頃に、布できっちりと拭き込みます。



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 格子の弁柄塗り、柿渋と油拭き、完了しました。



 弁柄塗りは、色合わせから塗り終了まで、3日程で完成でした。



京都 町家 弁柄塗り




 

 今回、弁柄を塗ったところは、2ヶ月位たって、もう一度、油ぶきするの





が良いそうです。





 なので、年末に今回同様、油で拭く事になりました。




 そのとき、軒裏の部分も一諸にすることになりました……



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 とりあえず、京町家のしっとりとした弁柄格子に甦りました。




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