Wwoofingは有機農業をベースに、地球に迷惑をかけないで、いいかえれば自然を壊さず美しい自然をキープ、持続可能な農業を目指す。
その夜電話をかりて、奥さんが出てくれた。私は50代の歳で日本から来た興味があるので短期ですが
どうでしょうか?でも池を掘っ
たり、小屋を建てたりのような仕事は無理、できることは雑草ぬき、料理、ベビーシッターのような感じの仕事ならできますが、、、ダメ元で
正直に話してみた。
すると奥さんはこう返事した。私は70代よ。来てみたら?と快諾!でも来るときに必ずbootsを持参してね。ということであった。
どうしてboots(長靴)がいるのでしょうか? マギーに話すと彼女は心配してマギーがもう一度電話して何のために長靴がいるのか聞いてみるといってくれたが、私はその必要はないと断った。
マギーは7年前にイギリスから移住した時に持ってきた長靴をここのパースの雨があまり降らない乾燥した土地で一度も使用したことがない長靴を洗って私にくれた。
ところで泥棒の話は彼女は保険に入っていたから損害は補てんされたが精神的にはかなりショックであった。
パースから電車で1時間半ぐらい南に行った田舎で駅までトラックで迎えに来てくれた。
農場に到着:奥さんもご主人もとってもきさくで
若い時は羊を5000頭もっていたよ。今は20頭だけさ、もう私たちはリタイアしているんだよ。
というわけで私が見つけた農場はそんな感じのリラックスしたところ。
以前の大きな農場は売り払い、いまは小さい、それでも日本でいえば小学校が1つ十分できるぐらい、また2つぐらい?周辺は広大な森に囲まれてお隣さんは30分以上あるいたところ。
大きな木材でつくった木の家に広いベランダが囲んでいて、大きな台所、芝生に囲まれた庭にブランコ
右の奥のほうに人工池、横に大きな木があってそこにはターザンのロープがつるしてあるので、池にジャンプしてターザンのように遊べるようにしてある。
シャワーは家の外でドラム缶を切って、穴の開いた天井には当時とトケイソウの花みたいなのが巻いてあり、天気の良い日はシャワーを浴びていても気持ちがいい。
その広いベランダではテーブルや椅子をたくさん並べて、外の風を受けながら食事やお喋りを楽しんで
家のいろんなところに斬新的なペイントなどもあって、とても遊び心がいっぱい。世界中からいろんな種類の人たちがウーファーになってやってきてこの住まいを理想郷のように作っていった。大工さんに頼めばなんでもできるけどここはそんな場所ではない。ホストもウーファーも楽しもういった感じだ。
隣人の気配もない広大な土地、適度に乾燥した爽やかな風。真夏であることを忘れる。
キュートな沖縄雀うり
パース市内にあるマギーの家でも彼女が3年かけて、きれいなピンクであった。この国はイギリスもそうだがとにかくDIY(do it yourself)自分でする”が普通なのだ。
奥さんはちょっと大柄でひとのよさそう、ご主人もやさしそう温厚なカップル。
ウーフィングはgive and take 旅人には無料でベッドと食事がついて、旅人は1日数時間の労働の
義務がある。そして有機農法に興味がある人はそこで勉強できる。
宿泊はキャラバンが条件のところが多い。でも私には特別な配慮があって台所のとなりの部屋を準備してくれた。
いろんな農場があるがここは1日4時間ぐらいで、私が頼まれた仕事は草を引くこと、鶏の産んだ卵をとりにいくこと、羊にフルーツの皮など生ごみで食べれるものを与える、料理をたまにつくること。ぐらいでとても楽で、残った時間は森の散歩やお話をしたり、ほとんど羊は草を食べているので広い牧草地はいつもきれい。
ここにはとても賢いシープドッグが2匹いて犬をつれて森にいくと道を教えてくれるので迷うことがないし、
野生動物を恐れることもない。ときどき野生のカンガルーが私たちをみつけるとジャンプしながら逃げていくのをみた。鳥の鳴き声もすごい声でびっくりする。植物も日本のそれと全く違い乾燥地帯のもりである。もちろんずっと人に出会うことはない。時々森が燃えた跡がある。きっと落雷だろう。そうここで一番怖いのは山火事だ。
そしてbootが必要なのは、ここオーストラリアには毒蛇がいるからなのであった。
去年子犬が殺されたのよ!と