文房具が好きだとか興味がないとかそういった垣根を越えて、さらには老若男女も問わず、日本中で最も使われているペン
それがこのユニのジェットストリーム多機能ペンだと個人的には予想しています。私の手持ちは上から順にシルバーの4&1、ネイビーの2&1、レッドの3色ボールペン、そして透明ブラックの3&1です。4&1については最近まで同社スタイルフィットのシャープリフィルが使えることを知らず、シャープ部が壊れてしまったりグリップがダメになったりでこれが3代目となります。
それぞれ分解をしてみると
このように4&1だけネジの部分にも塗装が施されています。このことや文房具店での扱い(陳列の仕方等)、コラボ商品群の展開等見てもフラッグシップと位置付けられ、メーカーが本気で売りにきているのは4&1だと推測できます。
手ごろな値段と相応の質感にスラスラ書きやすい安心安定のジェットストリームインク、さらにはシャーペンまで付いてくるということでほとんどのシーンはこれ1本で事足りる、まさに万能というわけでそりゃ売れるに決まってます。
さて、先ほど『相応の質感』と書きました。しかしちょっとだけ違うのが混ざってますね。そう、写真最下段の3&1です。値段は4&1が税込¥1100、2&1と3色ボールペンが税込¥880。これらは入っているリフィルの数が2本違うことを考えれば実質同価格とみなしてよいと思います。これに対して3&1は税込¥660と一回り安い値段。これはたまたま持っていないのではなく、上の3本に相当する商品がそもそもラインナップに存在しないのです。
ここで最初の写真を今一度ご覧いただくと、3&1だけ明らかに安っぽい印象を受けます。この3&1、なぜかカラバリのほとんどが透明ボディなんですけどこれってどうなんでしょう?個人的にはより安っぽく見えてしまうので普通のボディのほうがいい気がするんですが…。
もう少し細部を見ていくと、
上3本はクリップに刻印が入っているけど
3&1はプリント。
ノックレバーも上3本のもののほうが少し洗練された感じに仕上がってます。
先ほども書きましたがメーカーが売りにきているのは4&1で、実際使っている人を見ても9割方がこの4&1です。でも思うのです。
緑っている?
と。4&1は5本もリフィルが入っているので当然軸は相応に太くなるのですが、私個人は太軸はあまり好みではない(と言いつつ2度も買い替えてしまってはいるんですが)。そこで3&1はないのかと調べてみるが安っぽいのしかない。なので仕方なく2&1に乗り替えたんですが、これはこれでちょっと足りないと感じる時がある。やっぱり私の使用環境だと最強なのは黒赤青3色+シャープなんです。実際に今愛用しているロメオNo.4やロットリング4in1はどちらも3色+シャープです。
メイン筆記の黒に目立たせたい箇所用に赤、そしてちょっとしたアクセントに青というのがベストバランスでここに緑まで入ると煩雑になると思うのは少数意見なのでしょうか?4&1と同等クオリティの3&1を出せば売れると思うんだけどなぁ…。