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名古屋にはうなぎ屋が多い。

 

名の知れた店でもひつまぶしで有名な蓬莱軒をはじめに大和田、

うな富士、宮鍵、イチビキ、しら河と名前を上げたら切りが無い。

 

どこも美味いが、人それぞれ好みがあって、大体の名古屋人は

贔屓のうなぎ屋が決まっている。

 

実を言うとオレは30数年前に名古屋に来るまではうなぎが苦手だった。

 

苦手と言うより、オレの親父は病的にヘビが嫌いで、テレビでヘビが

映れば狂った様にチャネルを回し、ラーメンの丼に龍が描かれていれば

気持ちが悪いと言って一口も食わずに店を出る様な筋金入りのヘビ嫌い

だった。

 

従って我家ではうなぎや穴子など、長い魚を食べに行く事も、食卓に

上がる事も無かったのだ。

 

当然オレもじゃりの頃からうなぎ→ヘビの仲間と頭にすり込まれていた

ので、30過ぎになるまでうなぎを食する事も無く過ごしてしまった。

今思えばこれはある種の洗脳だったかも知れない。

 

それがアンタ、名古屋の友達に騙されたと思って試してみろと言われ

恐るおそる食ってみたうなぎの美味いこと!

 

それ以来、大好物となってあっちこっち食べ歩き

 

今ではノーうなぎノーライフだ。

 

で、オレ一押しのうなぎ屋は残念ながら名古屋では無く、岐阜県は関の

しげ吉さんだ。今までも何度かこのブログでも紹介したが、何しろここの

うなぎは美味い。

 

炭火で焼かれた皮はぱりっと香ばしく、身はふんわりと柔らかい、濃厚だが

甘すぎないタレも良い。そして水気が多過ぎず絶妙な炊き具合のご飯も絶品だ。

 

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そんな事を考えたらもう堪らず、雨の高速に乗りジルを関へと走らせていた。

 

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名古屋高速から名神に入り、一宮JCTで東海北陸道に乗り換え

 

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しげ吉のある関まではオレの家から1時間弱だ。関ってのは関の孫六で

有名な刃物の街だが、ここにうなぎ屋が多いのは、その昔刀鍛冶が精力を

付ける為に好んで食べた為とか、刃物を商う商人が客をもてなす時に

うなぎが供されたとも言われているが、近くに木曽川、長良川、揖斐川

など、所謂木曾三川が流れうなぎが獲れた事も大きな理由のようだ。

 

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もし休日にしげ吉のうなぎを食おうと思えば、開店の1時間前には並んで

ウェイティングリストに名前を書かなければならない。この時期それは

キツイので、電話で弁当を頼んでおいた。

 

弁当を引取り、すぐさま高速に乗って東海北陸道の川島ハイウェイオアシスに

やって来た。うなぎはまだ冷めていない。

 

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チキショー堪らねぇ~な~弁当を開くとジルのダイネットには香ばしいうなぎの

香りが漂う。

 

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雨は強く降っているが、今日はここでのんびり過ごすんだ。

 

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うなぎを食いながら、若い頃観た映画、異人たちとの夏をプライムビデオで

見付けたので、400円でレンタルした。

 

この映画を観るのは36年振りだ。ストーリは複雑なので上手く説明出来ないが、

ざっくり言うと怪談の牡丹灯籠をリメイクしたみたいな話で、当時付き合って

いた明美ちゃんと渋谷の映画館で見た懐かしい映画だ。

 

主演は風間杜夫で、父親役で登場するヨガで変人になる前の片岡鶴太郎が

いい味を出している。母親役のまだ若い秋吉久美子の可愛らしさにもズッキュンだ。

画面に映る1980年代の東京も懐かしい。腹も一杯になったので、暫らくジルで

寝てから帰る事にする。

 

ダイネットの窓からは雨に煙る木曽川の寒そうな河原が見えるが、ジルの中はFF

ヒーターで暖かい。家に居ればただ退屈な雨の日だが、こうしてキャンピング

カーで飯を食って映画を観て昼寝をすれば、いい気晴らしになる。

 

狭いながらもキャンピングカーは別荘みたいな物だ。知らんけど。

 

 

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